米国のニューカレドニア政策はハリス政権とトランプ政権でどう変わるのか
フランスへの配慮、ニッケル採掘権、中国の影響力抑制――南太平洋を舞台に渦巻く思惑の行方を読む
現地から見た「世界の姿」を知るニュースサイトのドットワールドに寄稿しました。
およそ2カ月後の11月5日に投開票が行われる米国大統領選挙は、現職のジョー・バイデン大統領に代わって民主党候補となったカマラ・ハリス副大統領が、共和党のドナルド・トランプ前大統領を各種世論調査で逆転する「番狂わせ」が生じ、情勢は一層混とんとしています。
こうしたなか、南太平洋に浮かぶフランスの海外領土ニューカレドニアで5月中旬以降、暴動が起きている。独立の是非を問う住民投を巡ってフランスが非先住民に投票権を拡大したことに端を発する今回の事態は、太平洋島嶼国に覇権を強めつつある中国を抑制し、電気自動車(EV)の原材料であるニッケルの採掘権を保護したいアメリカにとっても見逃せない問題です。
来年1月に誕生するのが「第1次ハリス政権」か「第2次トランプ政権」かによって、米国のニューカレドニア政策はどう変化し、国際社会にどのような影響があるのか、解説します。
ぜひご一読ください。
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