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結局、豊田章男会長の未来予測が正しかった…アメリカで「日本製ハイブリッド車」が爆発的に売れている理由【2024上半期BEST5】

2024年上半期(1月~6月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5のビジネス部門第2位に入った拙稿が同サイトで再掲されましたので、共有します。

米国では昨年後半から電気自動車(EV)の不振が顕著に見られるようになりましたが、2024年に入り、さらに鮮明化・定着化しています。

EV各社は赤字や収益率低覚悟の値引き、毎年2月の国民的スポーツイベントであるNFLのスーパーボウル中継への広告出稿、さらに廉価モデルの市場投入などテコ入れを図っていますが、販売の減速が止まりません。

昨年の今ごろは、EV販売が右肩上がりという論調ばかりであったのですが、そのころには想像すらできなかった「2024年のEV販売台数が前年割れ」の可能性すらメディアで指摘されている始末です。

一方、トヨタをはじめとする日本勢のハイブリッド車は飛ぶような売れ行きです。

この記事を書いた半年後の今も、6月の全米EV販売台数は9万6700台と前年割れとなり、7月も10万677台で同じく前年同月の12万3000台から2万2000台以上も減少しています(米エネルギー省 アルゴンヌ国立研究所のデータによる)。

一方、6月の全米ハイブリッド販売は13万3533台で前年同月比32.5%増、その内51.1%がトヨタ製でした。7月は13万2114台のハイブリッド車が売れ、48.4%をトヨタ製が占めています。

では、なぜ米国でハイブリッド車、特にトヨタ製が爆売れするのでしょうか。理由を探ると、EVとの比較における経済的・環境的な合理性が認識され、消費者ファーストの使いやすさが圧倒的な支持を受けていることがわかります。

分析しました。ぜひご一読ください。


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岩田太郎
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