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DXの敵!米小売流通業界はランサムウェアとどのように戦っているのか?
連載「在米ジャーナリストが見る米国DX」の第5回です!
デジタル化でビジネスを変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)はデータインフラで成立していると言っても過言ではありません。小売においては、ECサイト運営、店舗POS、決済インフラ、供給網管理・EC配送手配、顧客の嗜好解析とおススメ提案など、ビジネス改革の推進がデータ集積に依存しています。
しかし近年、小売流通企業のシステムに侵入し、ライフラインであるデータを暗号化して人質にとることで、巨額の身代金を要求するランサムウェア攻撃が世界で急増中です。
たとえば、セキュリティソフトウェアおよびハードウェアを開発・提供するSophosが小売435社に行ったアンケート調査によれば、①2020年に回答者小売企業の44%がランサムウェア攻撃を受け、②そのうち54%でデータが暗号化されてしまい、③データが暗号化された小売企業の32%が平均約15万ドル(約1700万円)の身代金を支払ったということです。
ランサムウェア攻撃で小売DXにどのような悪影響があり、また小売チェーンはどのような対策を講じているのでしょうか。具体例を挙げながら考察します。ご一読ください。
https://diamond-rm.net/overseas/98844/
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