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モンゴルを舞台に激化する大国間の駆け引きと資源競争 中ロを横目に急接近する米モそれぞれの思惑とは

現地から見た「世界の姿」を知るニュースサイトのドットワールドへの寄稿です。

日本ではこの夏、モンゴルに隣接する架空の「バルカ共和国」の鉱物資源をめぐる争いを描いた日曜劇場の人気ドラマ『VIVANT』が放映され、ロケ地モンゴルの人気が高まっていますが、ここ米国でも、最近、モンゴルへの関心が高まってきました。

ドラマの筋書きよろしく、普及の進む電気自動車(EV)に使われる希土類元素(レアアース)とバッテリー用の鉱物の産出国であるモンゴルに接近したいという米国の切羽詰まった事情が背景にあるのですが、同時に、モンゴルの南北に位置する超大国の中国とロシアにくさびを打ち込みたいという外交上の思惑も見え隠れします。

他方、モンゴル側も、隣接する中国やロシアの言いなりにならないための地政学的カードとして米国を利用し、自国の開発と経済的発展のために関係を強化していきたいというスタンスのようです。

急速に距離を縮めつつある米モ関係の行方を、米国内の論調から分析しました。ぜひご一読ください。


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