お父さんバンクの輪郭
あったものに光をあてる。
輪郭をうっすらと浮かび上がらせる。
お父さんバンクって格別新しいものでもないんです。曖昧な優しい関係性って以前からあったと思うんです。実際に登録してくれているお父さんは、お父さんバンクというものが生まれる前に同じような活動(子守りや、日曜大工)を個人的にしていたそうです。
そこでお父さんバンクはそのような個人的活動に光を当てて、集団的にとらえなおし見える化したというところでしょう。なので全く新しいかと言うとそうでもないのです。
人間の習性としてよくわからないものは怖い、名前がついていないものは認識できないという2つがあります。
前者はオバケのようなものですね。実態がわからないから怖い。怖がられないようにこうしてブログなどで少しずつ言語化していこうという試みをしています。
次に後者、仕組みとして、または場としては「お父さんバンク」という名前をつけることで見える化しました。見える化したことにより取材などもありました。ですが場に名前がつくだけではまだ足りない気がします。
今ではメジャーな存在になった「ゆるキャラ」くまモン、ふなっしーetc…ですが当初はなんとなく地方にいるよくわからないキャラクターとしてしか存在していませんでした。それらを集団的、集合的視点で観察していた人もいなかったのです。そこに現れたのが「みうらじゅんさん」です。なんだか似たようなものが点在し存在している。そのことに気づいた彼はそれらに「ゆるキャラ」という名前をつけそれが浸透するように広報したのです。
それゆえ、新しいゆるキャラが全国に生まれていき、キャラクターグッズなども大きく展開されました。
画像:ゆるキャラグランプリ
2017年の大賞は千葉県成田のうなりくんらしい。(知らない…笑)
ちょっと話は脱線しましたが、そういうことです。名前がないと認識できない。
お父さんバンクという場所は認識できましたが、そういった概念(複合的家族、集団的子育て)にはまだイケてる名前がついていないのです。名前がないのだからその世界観は浸透するわけはありません。なにかいい名前はないかなーと考えているところです。
そこにあっても、そこに光をあてて見てあげないと見つからない。
光の当て方で世界の見え方って変わる。写真だってそうでしょう?全く違うものに。
同じ世界を見ていても視線が違うだけで、まるで違う世界にもなる。
ぼくらはどこに視線の先をもっていこう。
書いた人/来世ヒデアキ
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