都々逸、詠みます
※詠んだ順なので、季節感や情感はバラバラです。
蛍見ようと 闇夜の逢瀬
聞こえないでね 胸の音
一山いくらと 嘆くにゃ早い
覗いてわかる カスミソウ
惚れたあなたの 幸せ願う
たとえ隣に いなくても
火照る顔(かんばせ) 指先絡め
潤む眼(まなこ)で 見る花火
勝ったつもりが 惚れたら負けよ
恋のゲームに 花持たせ
あなた憧れ 好きではないの
言葉の棘が まだ抜けず
むかし話は やめてと彼女
黙って見てりゃ 焼けぼっくい
歳の差なんざ 関係ないよ
前と今とで 同じ干支
所帯持つなら 恋などやめな
ごっこ遊びに 実は成らぬ
朋友(とも)の一言 心に沁みる
ずっと貴女が 好きでした
悪い遊びは 今宵で終わり
明日が年貢の 納めどき
付いて離れて またくっ付いて
喧嘩続きの 二十年
追伸。
都々逸の大元、情歌にあやかって、恋愛に絡むものをいくつか作ってみました。
どれが乙楽の経験談かは…ご想像にお任せします。
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