訪問販売で出会った人 その5

確か滋賀の彦根だったと思うのですが、田舎の家の軒先で何か作業をしているおじいさんがいました。机の上には細い木のヘラの様なものが何本も並べられています。パッと見では何なのか分かりません。

仕事柄取り敢えず相手に興味を持つようにしていたので(と言うか普通に気になったので)、聞いてみればそれは扇子の「骨」でした。骨ばかりを作られている職人さんでした。

当然扇子の骨だって誰かが作っているわけですが、今は機械ででも作ってるんでしょうけれど、世の中の物って例外なく誰かが作った物なんだなって事を改めて思いました。


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