【連載15】 わたしという「人」を感じてもらうために、色んな土地へ届けに行く
なぜ5年間、続けてこられたのか?
-OTO OTOが大切にしてきたことvol.15-
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ーわたしという「人」を感じてもらいたい
作家活動を始めてからの約5年間。
「全国に届けたい」という気持ちを胸に、本当に色んな土地へ出展しに行かせていただきました。関西各地はもちろん、岡山・名古屋・東京・福岡・仙台・福井・北海道など、チャンスがあれば新幹線や飛行機に飛び乗りました。
もともと、旅することが好きで、遠くへ行くことや長い時間電車に乗ることが苦にならない性分なので、毎回OTO OTOと旅するような気持ちで遠征の出展を楽しんでいます。
1度しか行けていない場所もありますが、 2度3度と足を運んだ土地も増えました。初めは、どの土地も初めましてのお客様ばかりでしたが、今では顔なじみのお客様がたくさんいらっしゃいます。
わたしも人間なので、1度では全部覚えられないけれど、何度かお会いした方のお顔は覚えています。イベント前は、あの方と久しぶりにお会いできるかな?と、考えたりするものです。(今、「私のことかな?」と感じて下さった方は、多分その通り。あなたのことです。)
これって、OTO OTOを始めた頃は想像もつかなかったことで、とても有り難いことだなあと思っています。
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現代は、ネット販売という便利なものがあって、家にいながらにして、たくさんの場所へ作品を届けることができます。
でも、わたしは、自分で届けに行くことも進んで行ってきました。ネット販売だけでは、作家の人柄全てを伝えることには限界があるし、このお客様はどんな方なのだろうか?と想像しても分からないことがほとんどです。
わたしにも好きなアーティストがいます。CDを聴いたり、SNSを見たりしながら、音楽を楽しんだりそのアーティストのことを知ったりします。そして、よくライブにも行きます。
いつも大好きだけれど、ライブに行ったあとはより一層に大好きだなあと思うのです。音楽も好きだけれど、その人自身のことも好きだなあと感じるのです。ちょっぴり心の距離が近づく感じ。
それは生のライブならではの、感覚です。
歌い手とものづくりの作家とでは、少し違うかもしれません。でも、「人」を感じられる個人の作り手だからこそ、同じようにそんな特別な感覚があったら素敵だなあと思うのです。個人のものづくりと、機械的に生み出される大量生産品との違いは、やっぱり「人」の存在なんじゃないかなと。
これまで、たくさんの土地へ届けに行って本当に良かったと思っています。どんなことが良かったのか?今回のnoteでは、その振り返りを書いています。
1、作家のことも知ってもらえる機会になる
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