音野里たより(92)〜貧すれば鈍す〜
あけましておめでとうございます。
今年も音野里をよろしくお願いします。
昨日は大晦日、
でも、チャリこいで行ってきました。
ここ数日で、畑の外の整備を一気に行いました。
イノシシに荒らされてぐちゃぐちゃにされてた通路を
きちんと元に戻しました。
ガケのヤブも2日かけてきれいに刈りました。
竹を刈るのが大変でした。
ケモノよけに張り巡らしていたヒモがあちこち
切れてたのも元に戻しました。
池に水を流すパイプに土砂がつまってしまってたのを、
きれいに取り除きました。
寒くなってケモノが暴れなくなってきたので、
ようやくできました。
去年の畑は過去最悪でした。
虫と高温とケモノの暴動。
自然現象には敵わないけど、
とりあえず自分がやれることはやるしかない。
柵をもっと頑丈にする。
網やヒモを張る。
それくらいかな。
侮れないのがアナグマ。
柵を壊さずに侵入してる。
穴は開いてないのに。よじ登ってるのか?
対策のしようがない。
まあ、そうは言っても畑は面白い。
いろんな生き物がいて、いろんなことが起きて
発見があるし、運動になるし、もちろん食べられるし。
仕事みたいにルールや人間関係などに煩わされることはない。
もう戻りたくない。
相手が自然なのでおおらかな気分になれる。
人間が敵う相手ではない。
ジコチューと浅はかさを思い知らされる。
なんのかのエラソーなこと言っても、
しょせんヒトも生き物のひとつ。
吸って吐いて、食って出して生きている。
お天道様のおかげで生きている。
畑をしているとそれが実感できる。
最近、あちこちで街路樹などが切られている。
いろんな理由があるんだろうけど、
しょせん人間のワガママだろう。
草木なくしてどうやって息するのか。
植物のおかげで動物が生きられることを分かっているのか。
お金のためには仕方がない。
じゃあ、お金はなんのためにある。
金持ちが好き勝手なことするためか?
貧すれば鈍す。
今の日本だ。