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木星と海王星の会合

4月12日23:48に木星と海王星がうお座でピッタリと重りました。

うお座23度から24度の度数で、4月17日まで、寄り添っています。

うお座の支配星

太陽系の中でも、最も大きな惑星。
木星と海王星は、両方ともうお座の支配星。

ドミサイルという最もそれぞれの天体を強める場所に、「惑星回帰」です。

木星について

木星


太陽系の中でも、最も大きな惑星。

それゆえに
成長
拡張
豊かさ
寛容さ
楽観性

などを表し、

古代の文献をみても、木星に対して否定的な表現はないそうです。

木星は、うお座だけでなく、いて座も支配し、いて座においての木星は、

哲学、
宗教、
神秘学、
海外、
など、
この世界の普遍的な法則を、学問的なアプローチで、探求します。

「何よりも真実を優先させること」

一点に集中し、大きな何かとの合一を求めます。


そして、真実に「善」を見出そうとし、真理を追い求めるのが、いて座の木星であるならば、

うお座の木星は、絶対的な真理を追求せず、また特定の宗教に興味を示さず、真実は追い求めず、

「すべては繋がっている」という意識。

すべては全体の一部であるということを、初めから知っていて、

境界や、分離や、違いががあるこの世界こそが幻想であることを、深い意識の中で知っている星座。


その立ち位置から、この分離の世界を生きれたら・・

分離や、他者との違いにとらわれることなく、生きることができるのではないかと・・

ただ、分離や違いに対して、葛藤しながら生きることが、霊性を高めていこということだとも感じます。


しかし、まだまだ私たちの霊性は、未熟なようで・・・

今起きている分断や争いは・・

その未熟さの表れなのかなあと感じます。

海王星について①

海王星

約165年かけて12星座を一周しますので、約13〜14年間一つの星座に滞在します。


2011年4月あたりから、海王星はうお座に入り、2025年3月末あたりまで、
うお座に滞在中。

こちらも惑星回帰。

海王星は、
1846年9月23日に発見されています。

海王星は、夢見の天体とも言われ、

空想、
幻想、
霊感、
神秘体験、
ヴィジョンを描くことと
スピリチュアル

などを表し、芸術家や、音楽家、ダンサーなどとも関連づけられます。

ただスピリチュアルや、霊性の世界にハマりすぎると、アルコールやドラッグ中毒、詐欺などという現象を引き起こします。

私たちの現実と言われる、目に見える世界である、時間と空間のある世界に秩序をあたえる天体である土星。

その土星よりも遠い場所にある、天王星、海王星、冥王星は、外惑星と呼ばれたり、トランスサタニアンと呼ばれます。


この3つの天体の発見時のホロスコープは、それらの天体が、土星とコンタクトをとるタイミングで、発見されていて、特に海王星は、土星とみずがめ座でピッタリと重なる時でした。

海王星発見ホロスコープ

重なってるということは、相手が見えないということ。

それゆえ海王星は私たちにとって、
見えない=よくわからない

天体なのかもしれません。


海王星について②

「目の前に広がる世界だけがすべてじゃない」

それは、海王星発見以前から、当たり前にあること。

古代のシャーマンたちは、儀式通して、当たり前にある

「目に見えないもの」と、繋がっていました。


どちらが、幻想なのか・・

物質的な二元の世界では、土星が与える、はじまりと終わりがあり、違いの境界線がある世界が真実。


しかし、海王星が描き出す世界は、はじまりと終わりのない、違いの境界線のない世界が真実。


私たちが「知っている」と思っている世界が幻想である。

どちらも真実であり、どちらも幻想である。

その両方の世界を行き来しながら、私たちは生きてるのかもしれません。


海王星と関連づけれらるカードは、吊るしびと。

ⅻ吊るし人

樹木に逆さに吊るされることで、身体性を止める(犠牲にすること)で、
霊的な目覚めを促すカード。

まさに、現実だと思っている世界が幻想で、
幻想だと思っている世界が現実かもという気づき。

パンデミックから始まった大きな転換期の中にいる私たちは、今吊るしびとの状態かもしれません。


ギリシャ神話では

ギリシャ神話では、木星は、最高神ゼウスであり、海王星は、海や地震を司るポセイドン。

ポセイドン

ゼウスの兄弟であるポセイドンはゼウスに匹敵する力を持つそうです。

占星術の世界では、木星は吉星で、海王星はどちらかというと前述したように、夢や幻想と関連付けられますが、二つとも絶対的な力を持つ神です。

二つの天体をルールするうお座を象徴するのは海ですが、海は穏やかで優しいだけでなく、あの大きな震災のように、時に激しい破壊的な力を私たちに見せつけます。

その二つの天体の合は、一体今の私たちに何をもたらしているのでしょうか?


​サイクル的に

過去の歴史を見ても、木星・海王星の合だけでなく、2019年末から始まった、次々に起こる大きな天体の合の時期は、パンデミックや戦争が起きているそうです。

転換期であることは確か・・・

東洋の占術で見ても同じです。


ただその後の未来がどう変わるのか、特に、何をもたらすか・・・

その答えは、どんなにホロスコープを眺めても、どんなに過去の出来事を調べても、「こうなるであろう」という予測の範囲でしかなく・・

ただ、どんな未来を創造したいのか、
宇宙の可能性は無限にあり、どんな未来も創造できるのだと・・・

私たちの創造力を試されているのかもしれません。


「ドリームタイム」

シャーマンたちが定期的に集まって行った儀式。

ただ海王星が関わる世界は、個人や社会を超えた世界なので・・・

どんな未来を子供達に残したいのか・・・

そこにフォーカスして、今できる最善を選択していきたいです。

最後に・・・


海王星が発見された二年後に、マルクスとエンゲルスが「共産党宣言」を出しています。

海王星は、共産主義とも関連づけられます。

マルクスの出生図が、正確であるかどうかはわかりませんが、土星と海王星の合が、マルクスのアセンダントにほぼ乗っているタイミングでした。

これは偶然なのでしょうか・・・?

今起こっている悲しい出来事も、宇宙の流れの一部かもしれませんが、その起こる出来事内容は、私たち一人ひとりの意識のあり方の影響を受けているそうです。

上のものは下のもののごとし

下のものは上のもののごとし

上と下は相関している。


12星座最後の星座であるうお座のイメージは夜の海。

夜が明け新しい私たちの意識の目覚めとなりますように。


ポセイドンが怒る荒れた海ではなく、穏やかな海からの目覚めに

どうか転換しますように・・・

しっかり自分を生きたいと思います。

お読みいただきありがとうございます。
akari

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