てんびん座の世界
てんびん座は
男性星座:陽
風の星座:hot&wet
活動星座:行動的
そして金星に支配される星座。
美と調和の女神、ヴィーナスに象徴されるバランス感覚に優れ、対人関係にセンスを発揮する星座であると言われています。
金星は「暖かくて湿っている」と、
「冷たくて湿っている」
両方の解釈があって、てんびん座としての金星は、後者の「冷たくて湿っている」かなと感じています。
秋分の星座であり、寒くなっていくイメージ。
そして、てんびん座において最も厳しい天体、土星が、力を発揮します。
私は太陽がてんびん座。
結構土星的な質を持っていると感じています。
というか・・
何度か書いていますが、金星が愛と豊穣の女神とされたのは、ギリシャで占星術が発展した頃。
バビロニア時代は、金星は戦いの女神だったそうです。
金星について書いた記事があるので、よければお読みください。
日没の星座
てんびん座は西の地平線に位置し、
日没・・・黄泉の国への入り口でもあります。
てんびん座のマーク♎️は、日没を表し、女性が開脚をしている形で、母なる子宮への入り口と表現されている人もいらっしゃいます。
死と関連づけられるのは、さそり座ですが、物質的に「死」を迎えたのち、わたしたちの霊魂は、黄泉の国への門をくぐる。
てんびん座のマーク自体も、門に見えます。
タロットカード的に
現代タロットでは、てんびん座を象徴するカードは「11 Justice」。
ソードと天秤を持つ姿は、「死後の審判」を下す女神の姿とも言われます。
古代エジプトでは、死後どんな世界いくかが最大の関心ごとで、
死者の心臓が、「マアト=正義」と釣り合うかどうかに、てんびんが使われます。
「正義は」、「宇宙の正義」に基づかれるもので、公平さと判断力を求められる。
まさに土星的なきびしさに耐え抜く「強さ」表現しているカードではないかと。
11を分解して1+1=2
「女教皇」
最も受動性を表し、宇宙の真理を理解し、静けさの中に居続ける「強さ」を表す。
古典では、11のカードは、 「力」です
あらゆるものを包み込み、受け入れる「強さ」を表すカード。
てんびん座は男性正座ですが、関連する(私のこじつけもあります)カードに描かれているのは全て女性。
「真の強さ」を問うカード。
そして必ずやってくる「死」を恐れない強さが根本にあり、宇宙の真理の理解に基づく強さ。
生まれて死ぬというサイクルの真の意味の理解。
マアトとは?
「精一杯生きること」
それが、宇宙の真理であり、正義であるのもしれません。
別名「悟り」かな。
美しさとは?
美しさを象徴流、金星が支配する星座は、おうし座とてんびん座。
秋の星座のてんびん座の美しさは、おうし座と少し違うと思います。
太陽の力が徐々に衰え、日が短くなり、風の中に寂しさや、物悲しさを感じる頃。
切なさの中に、美しさを見出す。
九星気学では、西は七赤金星が定位。
何か物足りない・・七赤金星の象意の一つです。
切なさの中に美しさを感じる・・・なんとなく日本人の美意識のような気がします。
私はてんびん座の季節が一番好きです。