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犬派に目覚めたりしたらどうしてくれるんだ/FINAL FANTASY XVIを完走した感想をネタバレなしで語る
この記事は、話題のFINALFANTASYXVIを買おうかどうか迷ってて、「周りの人の反応次第で買おう!」って考えの人に向けて書いています。
※なるべくネタバレなしの記事になりますが、もう購入予定は確定していて「何の予備知識も入れたくねーよ!」って人は回れ右推奨します
※OKならどうぞ!👇
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トルガル!トルガル!トルガル!トルガルぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!トルガルトルガルトルガルぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!トルガルたんの銀色フワフワの狼毛をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!ワンワンモフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
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失礼しました。
トルガルのあまりのかわいさ健気さに己を見失いました。
改めましてこんにちはこんばんは。ゲームシナリオライターになったのはFFがきっかけと言っても過言ではない、シナリオライター12年生のしむらと申します。
そんなFFシリーズの最新作「FINAL FANTASY XVI」をクリアしましたので、ネタバレなしで感想を語りに来ました。
先の荒ぶりようについては一旦お忘れください・ω・スン
こんなにも胸が苦しくなるのはFF10以来。
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結論から言うと、はい、控えめに言っても150点くらい。近年稀に見る最高のゲームをプレイさせていただきました。
激しく胸を焼かれました。
ストーリー面でもシステム面でもトルガルかわいいの面でも。
こんなにも胸がドキドキ、そして重く苦しいのは、FF10以来のことです。今月いっぱいはこの感情引きずりそう(重症)
最高のRPGを一本やり終えたときにしか味わえない、苦しさと背反する謎の多幸感が、数十年ぶりにこの身にやってきた!!
ストーリーの感想
幻想は消え、ただ人生がそこにある…まさに大人のファイナルファンタジー
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見出しでストーリーの感想を一言で表してみました。
そう。この物語、《ファンタジー》とは言いつつ、どこまでも泥臭いものに感じました。
綺麗事でも《神話》でもない、どこまでも私たちと同じく地に生きる《人間精神》の物語。
幻想=ファンタジーというタイトルが彷彿させる綺麗さとは常に真反対を行く、人ありのままのドラマ。これがまたいっそのこと清々しくて、終始気持ちが良かったものです。
もしかすると、今までファイナルファンタジーに触ってこなかった人でも、「ゲーム・オブ・スローンズ面白かったなあ」って人に刺さっちゃったりするかもしれません。
思わず飛び出した叫び=「やりたい放題か!!!!!!」
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さて、これまでのFFといえば、過去作とはまったく異なる雰囲気の世界観を持ってきてイメージチェンジしたり(FF6~7)、はたまた原点回帰したり(FF9)と、シリーズごとにまったく異なる表情を見せ続けてくれました。
今回のFF16は「イメチェン?」「原点回帰?」「どっちだった?」って聞かれると、どっちでもなかった。
「原点をリスペクトしながら好き放題してる」
っていう表現が私的にはしっくりきています(笑)
特に某召喚獣戦では、あまりの自由(?)すぎる展開に
「やりたい放題か!!!!!!!!!!!w」とリアルに叫んだほどw
でも、シヴァがバイクになる(FF13)みたいな大胆なイメチェンとはまた違っていて、
召喚獣たちは“あの”召喚獣たちのままで、今までやったことないことをやりたい放題をしているという…
この塩梅が見ていて実に気持ちがよくって、最終的には「いいぞもっとやれ!」という気分になりましたw
中盤以降、失速気味なのは気になった
いまいちだったな~という点をあえてあげておくと、シナリオの中間点以降はアクビが出るような展開が続くなあ…と思ったことでしょうか。
詳しく言うとネタバレになるので伏せますが、プロット分析大好きシナリオライターとしては、中間点を過ぎてからの「追い詰め」がちょっと物足りないように感じています。
ただこれっていうのは、中間点手前まで息も絶え絶え・心電図振り切ってしまうくらいにも催してくる怒涛の展開が続いたせいかなーとも思っていて(笑)それを超えて盛り上げるのはなかなか難しいことだろうなあとも。
それに、シナリオはともかくとして中間点以降は高難易度モブハントが解放されたりと戦闘も楽しいので、総合的には乗り切れるレベルの気になりポイントでした!
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バトルシステムの感想
アクション下手すぎな私がアクションフォーカスでクリアするという奇跡が起きた
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本作は、初期状態では「ストーリーフォーカスモード」と「アクションフォーカスモード」が選べるようになっています。
本格アクションバトルを、シンプルな操作で快適に楽しめる“ストーリーフォーカス”モード
物語をじっくり味わいたいというプレイヤーにオススメなのが、“ストーリーフォーカス”モード。
シンプルな操作で召喚獣アビリティが発動したり、敵の攻撃を自動で回避したり、誰でもバトルの爽快感を味わいながら物語に集中することができる。
もちろん、すべての操作をプレイヤー自身の手で行う“アクションフォーカス”モードも用意されている。
2つのモードは、好みに合わせていつでも切り替え可能。
突然ですが、ここで大切なお知らせです。
私はアクションゲームが大の苦手です。
エルデンリングで倒せたボスはいまのところ一体のみ。
Undertaleはサンズがいつまでたっても倒せません()
発売前の↑の情報を見たとき、私は自分が超がつくほどアクション下手なのを自覚して
「あー、きっと途中で心が折れて、ストーリーフォーカスでやることになるんだろうなぁ…」
と卑屈になってました。
とはいえまずは体感してみないとなと思って、サポートいっさいなしのアクションフォーカスモードで頑張ってみることに。
そしたらどっこい、心折れなかったんです。
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「むしろ超楽しい!!!!!!!!なにこれ!?!?!?!?!?
アクションゲームってこんなに楽しかったっけ!?!?!?!?!?」
そのまま一度もストーリーフォーカスモードに切り替えることなく、アクションフォーカスモードのままクリアしてしまいました!!
これには私のアクション下手っぷりを知る旦那もびっくり。
苦手なアクションを最高に楽しくしてくれるお膳立ての数々に敬服!
プレシジョンカウンターが気持ち良すぎてつい狙いまくる……そして飛ぶ(笑
— しむら おとの🐼シナリオ+?@フィジクス・ポイント (@OTONO_s) June 24, 2023
いやぁ、こんなにバトルが楽しいゲームひっさびさにやった。#FINALFANTASYXVI pic.twitter.com/68J0wvuFpO
アクション自体は結構骨太で、決して「めちゃかんたん」とは言いきれないやつだったのに、私の心が折れなかったのは、
「なにをしたら良いのか」
「なにをしたらマズいのか」
が、演出を通してかな~りわかりやすくなっていたからかな? と考えています。
↑の動画でいうと「プレシジョン・ドッジ」「プレシジョン・カウンター」のことなのですが、
うまくいくとクライヴが光るわ、
カメラワークがかっこよいわ、
スローモーションで魅せてくれるわ、
もう、もう、とにもかくにもかっこいい!! んですよね。
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自分のプレイで、こんなにもかっこいい画面が引き出せることによって、
「おー!すごい!君はアクションできてるね!すごいね!!」って、
めっちゃ褒めてもらえてるような気持ちになったんです。
吉田さんに。
アクション得意な旦那に言わせれば、プレシジョン・ドッジの判定は、他ゲーに比べると実は緩いほうらしいんですが(笑)
それでも、アクションが大の苦手で卑屈になってた私が
「アクションたのしーーー!!!」って脳汁溢れさせてもらえたのが最高によかった。
ガチのアクションゲープレイヤーさんにはまた別の感想があるのかもしれませんので、歯ごたえのあるものをお求めの方はぜひそちらの方々のご感想を見ていただきたいのですが、私は、全世界のアクションゲーム苦手さんに向かってこう言いたい。
このゲーム自己肯定感が高まります(大袈裟)
とりあえず、まずはアクションフォーカスにチャレンジしていただきたいっ!
召喚獣合戦=シンゴジとかエヴァとか
そして本作のコピー、「召喚獣合戦」。
いやあ… 本当に召喚獣合戦… でした… (語彙力喪失)
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この召喚獣合戦のコンセプトとして、きっと、
「FFの召喚獣で、ゴジラやエヴァをやりたかった」んだろうなってぁ、
なんとなく察しがついちゃって、
最高のアイディアかよ!!
と拍手喝采でした。(シンゴジ大好き)
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ストーリーの感想でも語りましたが、これぞまさに好き放題やりたい放題。
しかもそのデカいモノ同士の戦いを、自分のこの手でコントロールできてしまうっていう楽しさにスタンディングオベーション!!
ハリボテのデカブツではない。本当に重量感重力感を感じさせてくれる演出、効果、グラフィックスも、最高の手触りを作り出してくれていました。
大迫力の代償?
ただ、ちょいと困ったことに……
召喚獣合戦、めっちゃ目が疲れました(涙)
私だけかな…と思わなくもないんですが、とにかく各所エフェクトがド派手すぎて、それが結構な勢いで目まぐるしく動き回るもんだから、目がチカチカしちゃって。
それとスケール感がとにかく大きいものだから、ステージによっては敵との距離感が非常に掴みづらかったりもしました。
ただそうした部分もひっくるめて「迫力」と言えば、そう!
「目が疲れても続けたい」と思える麻薬的な面白さがあるのでヨシ!(?)
“犬”の感想
主人公の相棒・氷狼のトルガルの、語彙力なくなるかわいさ。
はい本題!!!!!!
これを見せるためにこの記事書いたと言ったら過言だけど!!!!!!!!!!
私の撮ったさいこうに可愛いトルガルを見て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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OK、一回落ち着こう。
以下の記事でも触れているとおり、本作は「犬可愛がりゲー」としても最OF THE高です。
私は犬派か猫派か聞かれたら、猫派でございます。でもトルガルがあまりにも素晴らしくかわいすぎて……本当に何度か「あ、トルガルみたいな犬飼おう」とか思ってしまいましたよね?
動物ネタになると涙腺弱くなる人はいい意味でお覚悟を
かくいう私自身、動物好きなのもあってか《動物がからむお話》にめっぽう弱いんです。
たとえば、今ここで北極の氷が解けて行き場を失っているシロクマの姿なんか見せられようものなら秒で泣きます(実際今想像して泣きかけました)
↑の記事でも触れられている、“トルガルが一生の親友に思えてきちゃうというクエスト”と目されるものはバッチリこなしました。
嗚咽でした。
もうボロッボロ泣きでした。
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なので、私と同じく「動物ネタ弱いんよね…」という方は、一応言っておきますが覚悟が必要です。どっちかっていうと、いい意味で。
まとめ:体験してほしい
できるだけ気持ちが熱いうちにということで、ザバババッと書いてしまいました感想文でした!!!!
まとめると近年稀に見る私的大ヒットゲームでしたっ!!
とにかく言葉に尽くせない思いばかりですので…これはもうぜひ体験してほしい。
そして「アクションゲーだからな…」という理由で買い控えていた人には、このアクションド下手くそしむらがクリアできたのできっと大丈夫ですとお伝えしておきます。
アクション楽しいよ!!
そしてトルガルかわいい!!!!!!!!!(結局そこに帰結)
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