私は時折、都合の良い相手を求める。 人の性なのか私がおかしいのかはわからないが、寂しいときに都合良く会える相手が欲しくなる。 「好き」や「嫌い」を前提とせずに、お互いに恋愛感情は無いが信頼関係は程良くあるような、友愛に近い異性関係が好きだ。 しかし、それが双方に適用されることは難しいことであると、最近気が付いてしまった。 友人の、「人と人は凸と凹で、上手くはまるようになってるからね」という言葉を思い出す。 友人はそのような意味で言ったのではないが、この言葉を都合の良い関係
疲れているときは特に、何もかもが億劫だ。 お風呂に入ろうにも沸かすのがめんどくさいし、そのために立ち上がる気力も無い。何とか沸かすことができても、今度はパジャマを用意するという工程をこなし、浸かった後は長い髪を乾かさなくてはいけない。 考えただけで嫌になる。 現在、進路に悩んでいる私は、お金に不自由をするのだけは嫌だと思っている。 というのも、買い物がめんどくさいからだ。「欲しい!」と思える物に出会えたとしても、次の日には気持ちが変わっていることが多い。美容に関して
1年ほど前だろうか。犬のようで猫のような、子供っぽくて大人っぽい、君に出会ったのは。 トラウマ持ちで、持病を抱えながら多忙な日々を送っていた私は、毎日に疲れ果てていた。やる気はあるのに体がついていかない自分を不甲斐なく思っていた。 そんなとき、君に救われた。トラウマとなった出来事を話したときに、私の辛さを認めてくれたのだ。 以来、トラウマについて鮮明に思い出すことは減った。今も人は苦手だが、蘇る記憶が一つ減ったのは、私にとってはかなり大きなことだった。 けれど、君は
好きがなにか、私にはわからない。 わからなくなったのはいつからか、はっきりと覚えている。 大きな失恋をした日だ。 彼とは元クラスメイトで、クラスが分かれてから気になり始めた。彼の柔らかい声と優しさに惹かれた私は、友人の手を借りながら少しずつ距離を縮めていった。 しかし、彼にとって私はあまりタイプではなかった。友達としてしか見れない、もしくは生理的に無理というところだろうか。その上、彼は人に対して恋愛感情を抱きにくい人だったのだ。 それでも私は諦めなかった。もしかしたら半
お互いに恋愛感情があるわけではない。 ただの友達だ。 けれども、彼の手は優しかった。 私を見て、優しく気遣ってくれた手。 その手が愛おしかった。 ずっと触れられていたかった。 「時間止められないかなぁ」と彼が言うから、私は「えいっ」と言って止めてみた。 当然止まるはずもなく、時計を見て二人で笑う。 そんなひと時を過ごしたあの日。 間違っていると知りながらも、身を委ねたくなってしまったあの日。 君は素敵だよ。 だからどうか、幸せになってね。
こんにちは、otoneです。 突然ですが、私はnoteを書くときにいつも緊張してしまいます。 一体なぜでしょう? と言いながらも、理由の目星はだいたい付いているのです。 私は自己開示をすることが苦手です。 幼い頃から理解して貰えていないと感じることが多く、そのうち理解を求めること自体が誤りなのだと思うようになっていました。 人は自分が一番可愛くて、他人のことなど心底どうでもいいのだと。 そんなことを考えているうちに、私は多くの物を失っていきました。 しかし、得たもの
夢を見ては 朝に焼ける。 昨日も今日も 置いてきたままで。 裸足で歩いた茨の道を、 いつか捨てる日が来ると知りながら。
otoneです。 ピアノが好きな学生です。 日常の中で思い、感じたことを中心に投稿していきます。 拙い文章ですが、読んで頂けたら嬉しいです✨ よろしくお願いします。