コンセプトムービーってどうやってつくるの?~準備編~
こんにちは。懐かしさに浸れる秘密基地「オトナ帝国」を運営している泰松です。
オトナ帝国のようなサービスはまだまだ世の中になく、「カラオケ」「ゲーセン」「漫画喫茶」のように一言いってどんな内容か伝わりません。
そこで、オトナ帝国がどんなものかをわかっていただくために、コンセプトムービーを作りました。こちらです。
いかがでしょうか。ワクワクしてもらえましたか?
秘密基地の説明というよりは、体験できる雰囲気や楽しさが伝えられるムービーにできていると思います。それは、秘密基地の中身は実際に入国してもらえたら知れる、行ってみたい!と思ってもらえたらなと考えてのことです。
オトナ帝国メンバーとしてもコンセプトムービーづくりは初めてだったので、どのようなステップでムービーをつくったか、ステップを書いておきたいと思います。
これからサービスの コンセプトムービーをつくってみたい!という人や、オトナ帝国がどうやって運営されているか知りたい!という人に届けばと思います。
大きな流れはこのように進めました。
この記事では「撮影に必要なものを洗い出す」までを書きます。後半は「ロケハン・撮影当日編」として後日投稿します。お楽しみに。
コンセプトムービーをつくりたい目的を決める
私たちの場合は
『「オトナ帝国」の説明がしづらいこと。』が課題だったので、
『「オトナ帝国」ってなに?と聞かれたときにこの動画みてよ。と言えるもの。』
としました。ムービーづくりは沢山の人に関わってもらうため、ココを決めておくことは大切でした。
見たユーザーにもってほしい心理を決める
ムービーを見てくださった方にはオトナ帝国がどんなものかわかるのはもちろん、ワクワクしてオトナ帝国行ってみたい!と思ってもらいたいです。
どんなふうにワクワクしてもらいたいかを決めていきました。
オトナ帝国の場合は、こういった思いになってもらうことを目指すムービーにしようと決めました。
ここで一工夫として、全体の目的とは別にさり気なくムービーに盛り込むことで、イイネ!と思ってもらえるだろう要素の洗い出しもしました。オトナ帝国の場合は、
を盛り込もうと決めました。
仮のコマ割りを決める
目指す姿が決まったら、具体的にどんなムービーの流れにするかを考えていきます。このときに、はじめからコマ割りを作るのはやめたほうがいいです。では何をするか?
イメージに近い要素を持つ動画を集める。
これをやりました。動画は情報量が多くて文字や言葉では表現しきれず認識齟齬が生まれてしまう可能性が高いです。
なので、できるだけ同じ情報量で動画でイメージをすり合わせようと考えました。
オトナ帝国の場合は、
定額で日本全国の家に住み放題になる「ADDress」というサービスの動画を参考にしました。
この動画みたいに、アニメではなく実写がいいよね。施設の中だけじゃなくて施設の外も最初に入れ込みたいよね。でも、字幕で説明するのはやめようか・・・
そういったことを話しました。最終的にはADDressさんの動画とは全然異なるものができているのですが、よく見ると要素が残っていたりしますし、一番は共通言語を持てることがやりやすかったです。
ここから仮のコマ割りを決めます。これが実際の最初期のコマ割案です。
あれ?完成版のコンセプトムービーと全然違くない!?と気づいた方。ご明答。。
ここから絵コンテに起こしていくのですが、まだまだここからブラッシュアップしていきます。
撮影に必要なものを洗い出す
オトナ帝国の場合は実写だったので、撮影の場所や日時を決めたり、モデルの場所を抑えることを一番に行いました。
その後でコマ割りを実現するに必要な撮影機材や物品を洗い出して、予算を決めました。
普通は予算→物品リストアップと思いますが、なにせ初めてのことだったので撮影機材や必要になる物品のイメージがわかず、このあたりで一度掛かりそうな費用を洗い出して、これくらいなら大丈夫だねと予算を決めるという進め方になりました。
いざロケハン・撮影へ
撮影の大枠が決まったところで、実際の撮影現場へ下見へ行き、絵コンテの精度を上げていくのですが、
先程のコマ割りとは全く異なる進行になることに!
なんでそんなことが起きたかは・・・
また次回の記事で。
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