病院のMRI検査がこわくて嫌いだった私が40回以上検査を受けて克服した 話。
MRI検査はどんな検査なのか不安だ。いつも検査が苦痛だと思っていませんか?
実はこの記事で知っておくと苦痛がなくなるかもしれません。
なぜなら、私はいままで40回以上もMRI検査を受けてきてどうしたら苦痛がやわらぐのか何度も試してきたからです。
この記事では、どんな苦痛が考えられどんなことを試してみたのか実践報告しています。
記事を読み終えると、今後のMRI検査が気楽になるかもしれません。
MRI検査って何?
MRI検査とは、核磁気共鳴画像法の略語。強い磁石と電波を用いて体内の状態を断面の画像にする検査です。
金属音のする検査室でドーム状の筒の中に入って検査していきます。
検査する場所や造影剤を使用するしないで所要時間は変わります。私は造影剤なしで頭や首を検査する場合、いつも20分前後でした。
磁石を用いているので金属製のものは持ち込めません。検査当日は金具のついていない下着を身につける、入れ歯を外す、化粧もラメに金属が入っている場合やアートメイクも素材によってはNGになるなど気をつけることがいろいろあります。
また、検査する部位によっては食事を控える場合もあるので必ず事前説明をきちんと聞いておいてください。
検査で苦痛なこと
大きく分けて3つに苦痛が考えられます
・初めての検査で不安がある。
・金属音がうるさい。音が気になって仕方ない。
・狭いドーム状の中に入るのがこわい。筒の中で身動きできない。
知っておくと良いこと
金属音がする検査ってどんな検査?何かしないといけないの?初めての検査は不安でいっぱいですよね。
検査は寝ながらドーム状の筒の中に入って検査をします。基本はそのまま寝ていれば終わります。検査の部位によってはアナウンスで息を吸って止める合図があるので指示に従っていれば大丈夫です。
共鳴検査なのでギィンギィン、ガンガン、ゴンゴンと金属音がします。検査室に入った時はまだ小さいですが、検査が始まるとさらに音は大きくなるのです。
金属は持ち込めないのでメガネは検査室前で外します。コンタクトレンズの場合も事前に外しておく必要があります。メガネやコンタクトを外して見えにくい方は技師さんが誘導してくれるので安心してください。
より鮮明に詳しく調べるために造影剤を使用することがあります。造影剤を使用する場合は検査予約時に事前説明があるのでよく聞いてください。
金属音の対策として、病院から耳栓を渡されます。耳栓をしてからその上にイヤホンをします。イヤホンから音楽が流れておりそれを聞いている感じです。それでも私は金属音の方が勝ってしまいうるさい印象でした。
MRI検査の機械が新しくなるにつれてイヤホンの性能が良くなり音楽がよく聞こえます。新しい機械で検査した時は金属音が気にならなくて快適でした。
狭いドーム状に入る場合、検査する部位によって向きが変わります。頭から胸までの検査は頭から入っていき、お腹から足までの検査は足から入っていく感じです。両方とも経験していますが、足から入っていく方が頭から入っていくよりも閉塞感は気にならないと思います。
動くと画像がぼやけてしまうため、体が動かないようにベルトや固定装置で固定されます。頭の近辺を検査する場合は特にしっかりと固定されます。事前に楽な体勢を保ち固定してもらうのが良いようです。
気分が悪くなったなど何かあった時のために簡単に押せるブザーが渡されます。困ったときはブザーを押せば、すぐに技師さんが来てくれるので安心ですよ。
そうはいっても、なかなかブザーを押すのには勇気が要りますよね? 私も気分が悪くなってもブザーを押しづらくて、終わるまでずっと我慢するタイプでした。
困った時はできるだけ我慢しないでブザーを押して助けを呼んでください。それでも、私みたいになかなか押せない人は下記のことを試されると良いと思います。
試してみたこと
MRIは動かないことが大事です。ベルト、テープ、固定装置で体を固定されるので簡単には動かせません。それでも、検査中にちょっと手足の位置をずらしたくなる時があります。その時は金属音がおさまる時間帯があるのでその時に少しずらしてみてください。
頭や首などの頭位周辺を検査される方でつばを飲み込みたい時も同様です。私もこの方法を試しました。しかし、画像はぼやけるなどの影響は出なかったのです。
閉塞感が気になる方は目を開けたままよりも閉じて考え事をしたり、寝てしまった方がいいのです。閉塞されていると思うとだんだん恐怖に変わってくるので違うことを考えるようにするといいと思います。
金属音に対しては機械が新しければ苦痛は和らぎます。ですが、機械は選べません。私が通っている病院はMRIが2台あり、検査する時は必ず古い機械なのでかなりの金属音が聞こえます。
そこで、気をつける点をお伝えしたいと思います。耳栓をした後にイヤホンをするのですが、この時に耳栓が外れる場合がよくあります。耳栓が外れないようにイヤホンをするのがコツです。耳栓が外れてしまったら技師さんに伝えて耳栓をはめ直すといいと思います。
これをするかしないかで検査が始まった時の金属音の聞こえが変わってきます。
ベルトなどで固定される前に楽な姿勢を保てるといいです。私は足の裏がつっぱるため仰向けで寝ていられません。その場合はどうするかというと、枕やクッションを借りて膝の下に入れてもらいます。そうすることで、仰向けが可能で楽になるのです。仰向けの体勢をとるのがつらい方は技師さんに相談するといいと思います。
実は膝の下に枕をいれる話で失敗談があります。それは、枕を入れてもらうときに奥まで入れすぎて足が上がりすぎ、きつい体勢になってしまったことです。きついと思いながらそのまま検査を受けていたら、途中から気分が悪くなり大変な思いをしたことがあります。 検査を受けるときは「楽な体勢」が一番ですよ。
食事可能な人は検査で眠くなるようにたくさん食べておくのも一つの手です。少し寝不足で受けるのも有効だと思います。私はこの2つの方法を毎回するようにしてウトウトしながら検査を受けています。
少し寝不足でと書きましたが、寝不足が過ぎると気分が悪くなることがあります。以前、ほとんど寝ないで受けたら気分が悪くなったので、それで少し寝不足としています。こちらはご自身の判断で試されてみてください。
まとめ
人によって苦痛だと思うところは違います。対処のしかたもいろいろあると思います。今回、40回以上検査して苦痛があった時や困った時に試してみたことをつづってみました。参考にしていただけたら幸いです。
これから看護師としてストレスケアについて発信していきますので、よろしければフォローしていただけると嬉しく思います。
おとなす
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