休日コラム:秋が来たらサンセットクルーズ!
こんにちは
10月から島体験生として海士町に暮らしている酒井です。
休日コラムでは、note編集担当が自由に思ったことや体験したことなどを掲載しています。
本記事は暮らしの中の
“休日”
をテーマでお送りします。
はじめに、軽く自己紹介をさせてください。
酒井 美好(さかいみよし)、東京出身の23歳です。大学卒業後、事務職やフリーターで過ごしていたところ、友人の紹介で「島体験」を知り、島での暮らしや大自然に近い環境で暮らすことに興味があったことから直感的に心が動き海士町にやってきました。
現在は、島前ふるさと魅力化財団にて広報を担当し、主にnoteの発信活動をしています。今後もさまざまな記事を投稿していきますので宜しくお願い致します。
さて、本当に軽い自己紹介をしたところで
本題の休日コラムに入ります。
観光日記のような内容ですので、気軽に読んでいただければ幸いです。
海士町に来島し、2週目の休日。
仕事も決まり、シェアハウスでの生活にも慣れてきた頃。
今週末はどこへ出かけようかなと考えるくらい余裕が出てきた。
海士町に来てから、会う方みんな口を揃えて
「冬は静かだよ〜、風も強くなり、山道も凍る。」と言う。
「島民が冬眠だ!」
とジョークで商店の方と笑ったのもすごく記憶に残っている。
寒い気候は得意な方。
冬のカラッとした冷たい空気の中を散歩したり、サイクリングすることが好きなので島前の冬も楽しみにしていた。
…が、こんなにも「冬は静かになる」と聞くと、家でテレビをみてのんびり過ごしている自分を想像してしまう。
と同時に
“新たな冬の隠岐島前!”を開拓していけるのでは?とワクワクもしている。
10月ある日の土曜日…
寒い冬を迎える前に、今だからできることを。と思いついたのが、
サンセットクルーズに行こう!!
隠岐観光のサンセットクルーズは9月と10月の金曜日、土曜日の運航している。この日は天候も良く絶好の日だと思った。
まずは予約
観光船の予約はネットでは2日前まで可能。電話の場合は当日の16時まで受け付けていたので当日の朝8時半ごろに電話をして乗船可能だったので無事予約。
海士町から西ノ島へ
サンセットクルーズの観光船乗り場は西ノ島の浦郷港というところなので、早めに西ノ島に行き、散策して向かうことにした。
「バスもあるし、別府港から浦郷港まで徒歩で約1時間の距離。寄り道休憩しながらなら散策もできるなぁ。」
と考えながら船に乗っていたら、船に自転車を乗せれることを思い出し「その手があったか!」と後悔しながらも1つ学んだ。
あっという間に別府港(西ノ島)に到着。
今日は「徒歩の旅」にしようと決めたところで、まずは別府港の周辺を散策することに
別府港を降りて右手に歩くとすぐに見えてくる「隠岐酒造・安藤本店」に入店
ここには地酒や焼酎以外にも、ご当地土産や特産品なども販売されている。さらにレジの横にはパンが販売されており、パン好きの私には嬉しい一角だった。
ここでは、家族のお土産に日本酒「隠岐誉」、シェアハウスメイトに隠岐の島藻塩チョコレート、自分の朝食用にバケット、練乳パンを購入。
ちょっとゆっくりな朝ごはん
静かな朝、鳥の声を聞きながら、秋晴れの日差しの中で早速買った練乳パンを食べた。
「朝起きて船に乗り、隣の島に出かける。」
こんな休日を過ごしているなんて、先月の自分は想像もしていなかったな。
なんて最高な休日のスタートなんだろう。隠岐島前に来てよかった。今後の生活も楽しみだなぁと改めて思った。
お昼ご飯はどうしようか。
いくつか気になるお店はあるものの、下調べをあまりしていなかったため、早めに店探しをして、お昼ご飯の場所を決めることにした。
探してみると、予約必須なお店や、週末が休業日のお店もあり、次回は事前にいく場所を決めて予約をしてから来ようと思った。
お店を決め、お昼ご飯には少し時間が早かったので別府港近くにあった黒木御所跡に向かった。
木漏れ日の中を登っていくと、展望所があり、別府港を見ることができた。
お昼は久々の海鮮!
海士町に来てから、魚の捌き方は習ったものの、魚をあまり食べていなかったため、お昼ご飯は海鮮にした。
別府港から浦郷港へ散策スタート
お昼を食べてエネルギーチャージしたところで、別府港を離れ、浦郷港を目指して散策スタート。
別府港の周辺を抜けるとすぐに坂道になった。浦郷港まで歩いて行けるかな…?
約30分歩くとスーパーが見えてきて、久々のスーパーにちょっと感動。
夏のような日差しの中歩いていてすっかり体が温まっていたので、休憩がてら立ち寄り、残りの散策のお供にアイスを買った。
歩いていると、栗を見つけたり、でかいクモを見たり、歩いているからこそ出会える景色がたくさんあった。
気づけば浦郷に到着!
観光船の集合時間まで時間があったので、浦郷にあるカフェに立ち寄った。
いざお目当てのサンセットクルーズへ!
16時45分頃、観光船に乗船。
浦郷港を出港して、知夫里島の隠岐知夫赤壁へ向かった。
観光船では島の説明もあるので、船から見えている景色についても知ることができる。
どっーん!
下から見上げる赤壁は大迫力!
上から見下ろしている人がアリ?米一粒?くらいのサイズ比という感じで小さく見え、赤壁の大きさに圧倒された。
サンセットクルーズという名の“赤壁クルーズ”といっていいほど沢山赤壁を堪能させてくれた。
夕日に照らされた赤壁が反射して、水面が赤く見える景色や洞窟のなかに夕日の光が差している景色など約1時間のクルーズコースで絶景を楽しめた。
あっという間に日が落ち、船は乗船した浦郷港に戻ってサンセットクルーズ終了。
浦郷港から別府港へ戻る
海士町に帰るため、浦郷港から別府港に戻る。日は暮れていて、内航船の時間を考えると、流石に徒歩では帰れない。
バス?
バスの時間もちょうどいい時間がなかったため、タクシーを利用することにした。観光センターの方にタクシーを呼んでもらい10分ほどで別府港に着いた。
あたりはすっかり真っ暗、内航船に乗って海士町へ帰り「徒歩の旅 in西ノ島」は終了。
海士町に来る前の生活では、船に乗ることが滅多にない環境で過ごしていた。
船に乗る日は事前に計画を立てて出かける日くらい。
バスや電車と同じようにここでは船も大事な交通手段で、気軽に船に乗って島と島を移動できるという環境に驚いている。
海士町に来てから天気予報を見る際には“波の高さ”や“風の強さ”も気にするようになった。
環境がガラッと変わったことで、今まで何気なくしていたことも、変わって見えたり、必要無くなったりする。
そんな変化を楽しみながら、自分の生活には何が必要で何を大切にしていきたいのかを探っていく3ヶ月にしたいなと思った。
最後までお読みいただきありがとうございました。