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🇹🇭タイBLのトラブル・スキャンダル・炎上のメモ


タイBLとその問題点とは何か

 タイBL概要。何でも、2010年代半ばあたりでBLを主題としたドラマが人気となり、2020年の『2gether』が海外にも拡散され世界中から注目されるようになったドラマコンテンツ…だそうです。

 タイは同性婚が認可されたことで記憶に新しいですが、その一助になって貢献したのがタイBLであったそうです。

 ところがしかし、このタイBLは歴史がまだ浅い割りに妙にトラブルが多く、特にフィクションと現実とを区別できない消費者向けに主演同士の「カップル営業」(有名人同士が盛り上げ目的で恋人のように仲良くすること)が繰り返され、悲劇を生み出しています。

 そのあたりをまとめているサイトか何かないのかなと思って探してみたところ、まあ面白くないからなのでしょうが、残念ながら見つかりませんでした。

 そんなわけで、私はタイの英語サイトで確認しなくちゃいけなかったわけですが、上記サイトはほぼ網羅されているっぽいものの、ちょっと細かすぎるようにも感じました。

 例えば、上記は交際女性から暴行を告発され、BLドラマの出演がキャンセルされてしまった人です。しかし、BLドラマのメインカップルを演じていたかどうかはよくわかりませんでした。(多分、やってないです。)そういう人までカウントすると、ちょっと私が求めている情報ではないかなと思います。

 上記の男性はBLドラマでまだ端役しかやっていなかったようですが、痴情のもつれか何かなのか、女性タレントを20箇所刺して殺害しただけ………って、殺害って、えぇぇ~~~~。ドン引きだわあ~~~~~~~~。

 しかも、逮捕された時の画像が普通に上がってて怖いですね。検索したら、被害女性の体が映った画像まで出てきて、お国の違いを感じました。

 そんなわけで、参考にしたサイトから私のお気持ち基準で除外を入れつつ、なるべく古い順に以下抽出して挙げていきます。

「キスされた」と号泣した人

 Art Pakpoomという人がBL営業の相手役Mew Suppasitにキスをされてイヤだったと涙ながらに訴えた事件です。2018年?

 この件は、性被害を訴えたのか何なのか、実はよくわかっていないらしく、なんでこんなに泣いていたのかもハッキリしなかったりするそうです。


「俺、ゲイじゃなくて男」と友達に伝えて事務所が謝罪

 タイBL『2Moons2』で人気を博したJoong Archen Aydinさん、SNSで友達相手に「I am a man in real life, not gay.」と送ってしまい、ファンが「ゲイは男ではないというのか」と反応、そして炎上。事務所を巻き込んでの謝罪騒動に。2019年。


「あなたはゲイですか?」「ちげーよ!!!」で大炎上し謝罪

 Krist PerawatというBLドラマで有名だった人がInstagramのライブで「Are you gay?」という質問に、目ん玉ひんむいて激昂した事件です。「お前、同性愛者を差別しとるからそういう反応したんちゃうん?」とファンに怒られて謝罪しました。2020年。

 事実、上記の記事は「一言で軽く否定すればいいだけなのに、あそこまで興奮するのはホモフォビアに他ならない」とKrist Perawatを厳しく批判しています。

 このKrist Perawatという人は他にも差別発言が多かったり、BLドラマ出演がイヤなのを隠しきらないとか、いろいろと批判があるそうです。


「女性とホテルでイチャイチャ」が流出

 Ohm NanonというBLドラマで人気だったタレントさん、見事にホテルイチャイチャ写真が流出し、さらにネトストで相手女性のアカウントが粘着されるという、地獄のような事件です。2021年。

 検索したら、その後に不仲疑惑の火消しとかやってたんでしょうか。(2022年の授賞式にオームがナノンに対して攻撃的な態度をとったらしい。)なんだかなー。


被害はタイGLにも…。プライベート熱愛タイムを盗撮され脅迫事件に。何故かファンに向けて謝罪

 このnote記事が1次ソースにしているページによると、Seng Wichai(BLドラマの出演者)のファンは「Seng WichaiとFreen Sarochaは恋愛関係になっている」といった憶測が流れていたことに対して、もし本当なら非常に好ましくない関係であると思っていました。そういう事情で、以前から交際相手女性だと思われてきたFreen Sarochaはかなり敵視されていました。

 このSeng Wichaiという人は上記リンク先のデータベースサイトを見ると、BLドラマの主演に名前がけっこうあるので、比較的人気の役者さんであったと思われます…が、実際どうなのかまではよくわかんなかったので各々ご確認ください。

 その後、廃ビルに侵入してFreen Sarochaの住居を盗撮する人間が登場。ものの見事に現場の撮影に成功し、「これをバラまかれたくなければ金を寄越せ」とFreen Sarochaの事務所を脅迫するという、まるで漫画のようなことが起きました。結局盗撮ビデオは流出され、2人ともファンからバッシングを受けるという最悪の事態に…。

 Freen SarochaはこれまでのBecky Armstrongとの百合営業を謝罪。どうしてプライベートを盗撮された上に脅迫までされて謝罪しなければならないのか、私は大いに疑問であります。2023年。


本当に「尊い」のか? タイBLという【闇】

 どこのサイトにも直接的には書いていないのですが、このようなトラブルの背景には、「カップル営業」をあまりにも真に受けすぎなファンの問題もうっすらと伝わってきます。プライベートでもドラマで演じた登場人物同士の関係性でなければならないとか、「役者はドラマそのままにゲイである」という願望を押し付けて時には女性との交際そのものに反対するとか、現実の人間に対してやっていいことではありません。

 タイBLの人気の下地がそういったファンの過激さ故であるのであれば、もう少し距離をおいて鑑賞すべき世界であるように私は感じます。

 タイBLは同性婚の問題に積極的に関わろうとする。そういった情報は定期的に見聞きしましたが、事務所がタレントをプライベートでのトラブルから守るために何かやっているという話は全然伝わってきません。タイBLが本当の意味での「人権を尊重する業界」になることを願ってやみません。


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