【悲報】魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~の変身キス、叩かれる
まず、私の率直な感想
これ、クィアベイティングじゃん…。
・SNSに投稿された批判意見「男性オタの軽率な百合消費が不愉快😡」
正直、英語圏のフラッグ雑コラよりマシではないかと私は思っています。
どうせ、こういうやつのほうが嫌いでしょ。まあ、どっちもいらんと言われればそれまでですけど。
・SNSに投稿された批判意見「小さな女の子向けのアニメだったのにキスは許せない😡」
えっ、だって、「プリキュア5」のやつは…と、思って最終話を見返してみたら、キス未遂で終わってましたね…。1~11話は見返していないので、何か大事なものを忘れてたらごめんなさい。(それにしても成田良美は恋愛の扱いがやっぱり上手くない気がして仕方ない。)
少し脱線して、女子児童向け作品でキス描写が避けられるべきかを考えると、日本の性教育の遅れや、人権教育自体足りていない男性の多さを考えると、表現の穏当化は妥当かなあと思わなくもありません。
・SNSに投稿された批判意見「そもそもみらいとリコは恋愛関係ではなかったはずでは?🤔」
第49話の後半あたりのシーンを少し見返すと再確認できるんですけど、旧シリーズで恋愛関係が描かれたわけではないのはガチです。みらいは「リコがいて~、みんながいて~」といった感じで、たくさんの友達の中の1番の友達としてリコを捉えていると思しき感じで描かれていました。
恋愛関係ではない2人に同性愛のマネごとをさせるのは、「クィアベイティング」として批判された実例があり、そう考えるとやっぱりクィアベイティングです。
仮に『魔法つかいプリキュア!』という作品が全50話を通して恋愛関係を描く作品であったならばキスを入れるのに問題はないはずなのですが、そうではない作品から路線を変更するのであるなら、より慎重に扱うべきだったと思います。
ぶっちゃけ「まほプリ」はつまらないし、男性オタをメインターゲットにした線は否めないという、元も子もない説
このアニメ、何気に極めて評判が悪く、多くの人が「話が虚無」と酷評するのが当たり前で、一応全話見た私も「これは苦行」という感想しか得られませんでした。
最後の48話・49話が逆転ホームランで面白いという評価も見たのですが、一応そこだけ見返してみても、やはり「苦行」という感想以外にはありませんでした。
どうして「まほプリ」が虚無で苦行かといえば、圧倒的な脚本の弱さに尽きるとしか言いようがなく、主軸のストーリーが敵との戦闘と上手く結びついておらず、そのあたりの世界観構築の甘さが「虚無」という評価につながっているのだと思います。
(魔法が使えない人間の世界を「ナシマホウ界」と名付けるのは、いかにも差別問題に興味ない人たちによる製作なんだろうなという感じ。『ONE PIECE』の「チビ人間」は種族間対立の名残を感じさせてて意味を感じるけど。)
初代の『ふたりはプリキュア』からして強引な戦闘シーンノルマ的突入が目立つシリーズでしたが、「まほプリ」はそれを相当ひどくした出来ではないでしょうか。(キャラクター構成に関して初代を踏襲していたのはわかるんですが。)
そういったわけで、「まほプリ」は女の子からは不人気で、喜んでたのはもっぱら成人男性ばかりではないかと揶揄される有り様だったようなのですが、そのタイトルがあえて大人プリキュア企画として数年ぶりに戻ってきました。
確かに、「まほプリ」というアニメは全体的にそちら側のほうがよくウケる印象を私も抱いたので、こういった顛末は製作が決まった段階からして必然的な成り行きだったのかなあと思わなくもありません。