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“レズ”が好きな男

レズが好きな男 -レズが好きな男は少数派でしょうか? かわいい女の子- 風俗 | 教えて!goo よりキャプチャー

 2010年と古いものですが、「“レズ”が好きな男」なる投稿がありました。要点は下記です。

  • 質問者の男性は女性同士の性交渉を見て混ざることに強い性的嗜好があり、自分のような男性が少数派なのか問うている。

  • 自身の交際女性を他の女性と絡ませてみたいという願望を吐露し、それでいて他の男性に抱かれるのは絶対に嫌だとしている。

  • 女性同士の行為に下劣な欲情をさらけ出しながら、女性にも意見を求めている。

 2010年というと、「百合に挟まる男」という言い回しも、おそらくはまだなかったのではないかと思うのですが、少なくともこういう認知の歪んだ男性は昔から変わらずいたのではないでしょうか。

 さてこの「“レズ”が好きな男」ですが、百合界隈だとかねてから問題視されている存在ではあるものの、あまり研究されてもいないので、一言でまとめられる人物像にもなっていません。批判の切り口はいくつかありますが、レズビアンを本当の意味で認めない差別者といえばそうですし、実在の女性をモノ化しようとする点では性的指向に限定されずにあらゆるすべての女性を差別しているともいえます。そういうのはあくまで嗜好であり、勝手に想像してコッソリ楽しむ分には好きにやればいいとは言えますが、実際にやらせたいとなると、それはもはや人権の概念がありません。

 先日のnoteで百合界隈にいる男性陣に女性憎悪が強くて怖いという話を書きました。その多くは「“レズ”が好きな男」のように「挟まりたい」などとは言わないものの、見方を変えれば発想が違うというだけで、女性の人格を認識しようとしない人が多い点は共通しているんじゃないかあと、私は思っています。


 お金であったり、何かしらの弱みであったり、そういったものを基盤として作り始める関係性というのは、女性の人格と向き合う必要がなくて、けっこう楽であるのは確かなわけです。そして、そういったものを売りにする百合(もしくはGL)作品が主に男性側を向いているようなレーベルから妙に多く出てくるのは、男性による人権の軽視と無関係ではないように感じます。



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