アイカギ

嬉しければ　笑いあい　

悲しければ　泣きじゃくる　

あの日の自分はどこいった　

引き出しの奥　

押し入れの上　

ブリキ缶にも見あたらない　

エンエン　どこかで声がする　　　

エンエン　誰かが呼んでいる　

こころのすみっこ　覗いてみれば　　　

あの日のぼくが　そこにいる　

こっちにおいでと　手をだすも　

硬い格子に囲まれて　

手持ちのカギも合わなくて　

アイが欲しいと泣いている　

カギが欲しいと泣いている　

いまも　そこで　待たせてる　

いまも　そこで　泣かせてる　

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