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夜中の不摂生。
ピザは食べたし、ピザはなし。
ある日の夜中、思い立ったはいいものの、吉日に変える直球ど真ん中のレトルト・ピザが冷蔵庫に見当たらない。冷凍もんもない。
ならば仕方あるまい。創意工夫のピザもどき、作ってやろうじゃないの。
生地は餃子の皮でいい。八代亜紀さんの歌じゃないけれど、欲しがりません、ないものは。で、足ることを知る極意で自己満足ピザ作りの算段を組んでいく。
生地があっても欠かせぬものにとろけるチーズがある。あるか? あった。いいね。あとはピザソースを用意できればどうにかなる。
ケチャップは? 常識的に常備している。幸い、ピクルスを買っておいたんだっけ。玉ねぎとニンニクがあるから、これらをみじん切りにしてケチャップ、少量の砂糖と酢を足し混ぜ合わせれば、即席ピザソースの出来上がり。
具材は、シャウエッセンが残っていたよな、たしか。
ガサゴソ探せして、と。あった! 賞味期限切れ直後のどうにか間に合った感の漂うシャウエッセン。
餃子の生地にオリジナルピザソースを塗ったくり、とろけるチーズにソーセージと玉ねぎ、ピーマン(あれば)のスライスをトッピング。これをトースターでチンすれば、ほうら、急場凌ぎの独創ピザの完成よ。
満腹で満足の至高の時間を堪能したら、あとはベッドに潜り込み、いい夢を見るだけさ。空腹の不眠ほど精神衛生に良くないものはないからね。一方、夜中の高カロリー食品摂取なもので、肉体衛生上の問題が首をもたげてくるけれど、それは起きたあとに考えることにしている。だいじょうぶ。胃もたれするタチではないから。それに、課題は目一杯ためてから一気にこなすほうだから。今日もまた「運動、明日から始めよう」と心に決めて夢心地へまっしぐら。
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