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この図解楽譜でピアノを弾いた。
先般、『ピアノを弾いたことがある。』というタイトルの投稿をさせていただいた。
楽譜を読めない者がどうやってピアノを弾くに至ったか。その流れをざっと紹介させていただいた。
今回は、その手順を具体的に追ってみようと思う。
ピアノを弾くというのは
そもそも「ピアノを弾く」という行為は、
・両手の指を駆使して
・和音を取り入れながら曲を追う
ことではないかと考えていた。
だから指1本で短音を追うだけでは、自分の中でピアノを弾くことにはならなかった。
ピアノの先生に教えてもらうには気恥ずかしく、時間を合わせなければならない対面レッスンは当時、無理があった。
だから「どうしても弾きたい」気持ちを実現するには、独学に頼らなければならなかった。
そこで無い知恵をえっちらおっちら絞ってひねり出したのが、ピアノのタブ譜。解読困難なピアノ譜も、ギターのタブ譜みたいに図解してしまえば弾けるようになるのではないか?
思惑は当たって、弾けるようになった。正確には音を追えるようになっただけだけれど、それでよかった。
誰に聴かせるわけでもない。自分が満足できるピアノ演奏ができればそれでよかった。
読譜は難しいけどこれなら
おなじみのピアノ譜は、上下の二段譜でできている。
見本は、誰もがご存じだと思う童謡『ふるさと』。
多少なりとも楽譜が読める方なら、この二段譜でピアノ・レッスンをすればいいと思う。
だけど下段のヘ音記号にまったく慣れていない当時、1音1音を「ここがドだから、この音符はミ」なんてことをやっていたら、演奏なんて彼方の蜃気楼のさらに先にある未知の国。
でピアノのタブ譜にたどり着いた。
指使いを事前に訓練するでもなく、いきなり曲に取りかかれるといったメリットはあるが、簡単な決まりを作った。
1)ピアノには基準になる「ド」の音があって、それを覚えること。
2)運指--指使いを確かめること。
指使いは下図のように、右手、左手の指使いを、色と数字で分けてみた。
楽譜に記されたいろいろな演奏のための指示は、その都度図解したタブ譜で解説する。そのほうが面倒がないし、ピアノを弾く前に演奏したい気持ちをくじいてしまうことはしたくなかった。
タブ譜がこれ。↓
ピアノには、黒い鍵盤が二つ並んでいる箇所と、三つ並んでいる箇所がある。
「ド」は、黒い鍵盤が二つ並んでいるほうのすぐ左側の白い鍵盤。
ピアノは「ドレミファソラシド」が連なってできている楽器なので、黒い鍵盤が二つ並んでいる箇所がいくつもある。
中央の☆印が、基準となる「ド」の音。鍵盤の真ん中あたりにある。
これなら感覚的に弾けると自分でも思ったものだった。
タブ譜は鍵盤楽譜
このタブ譜を『鍵盤楽譜』と命名。
ストック曲数はだいぶ増えたけど、著作権の関係でここで紹介できるのはPDと呼ばれる著作権が切れた曲のみ。
ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます、です。
具体的にはクラシック曲や唱歌、童謡などがその対象。
ちなみにちょこっと紹介ということで掲載した4小節に和音は出てきませんが、『ふるさと』には8小節目、15小節目に左手の和音が登場します。