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温泉、恍惚。
温泉に行けてない。
時勢が時勢だけに仕方ない。
温泉。
そういえばアメリカの友人が日本の不思議のひとつに「ぷはぁ〜、天国てんごく」と恍惚で湯に浸かるニホンジンをあげていたっけ。
日本人特権。
米語の「Uhum, heaven, heaven」は温泉に似合うとは思えない。カタカナ・ニホンゴであっても「 ンー、テンゴク、テンゴク」とエクスタシーに浸っていただきたい。
日本人感覚。
温泉行くなら、ふたり旅。
色香が湯に揺れ、身を溶かす、とろけた時間。その癒し効果といったら、世俗の凝りなどたちまちのうちにもみほぐす。
悦に入る至福。
湯上がり、火照る肌。
もちろん火照っているのは肌だけじゃない。
「こっちへ」
電気が消えたら、恍惚は幕を変える。