初ピアノでいきなり『エリーゼのために』を弾く。
いきなりピアノが弾けると言われても、にわかには信じてもらえるとは思っていません。
一見は百聞に如かず。弾いてみませんか?
まずはピアノなり、電子ピアノなり、あるいはスマホのアプリで鍵盤楽器をお手元に用意してください。
用意できましたか?
最初に「ド」の音を見つけてください。
白い鍵盤(白鍵--はっけん)の上に、黒い鍵盤(黒鍵--こっけん)が並んでいますね。
黒鍵は、2つ並んでいるところと、3つ並んでいるところがあります。その2つ並んでいるほうの左下が「ド」の音です。
ピアノには基本となる「ド」の音があって、それがピアノの真ん中あたりにある「ド」になります。
図で「☆」を記したところです。
スマホのアプリでは見つけにくいかもしれませんが、とりあえずここでは「ド」であればどの「ド」でもかまいません。
見つけたら、右手で和音を弾いてみましょう。
「ドミソ」
とくに弾く指の指定はありません。弾きやすい指で3つの鍵盤をおさえてください。
和音、でましたね?
これは、ギターを演奏される方であれば馴染みのあるコード「C」にあたります。
次に、このドミソに「シ」の音を加えてみましょう。ドミソはそのままに、もうひとつ音を足すのです。
これは「CM7」(Cメジャーセブン)。和音が少し明るくなります。
では、ちょっと遊んでみます。
Cを3回刻んで4でCM7、そして続けてFの和音を奏でてみましょう。
C→C→C→CM7→F。
それぞれ1拍ずつ弾いていきます。
聴いたことのある曲みたいに聴こえませんか?
そして、弾けた実感、ありませんか?
鍵盤楽譜は、演奏先にありきの楽譜です。
ちなみに、曲のアレンジや指使いに関してはピアノの先生方と一緒に作り上げたものです。
演奏の順番をそっくり読譜と入れ替えた弾き方です。
ここで紹介させていただく『エリーゼのために』も、初ピアノの方でも演奏しやすいよう、前半の簡易バージョンとなっています。
(曲の長さは、「見本」の画像で確かめてください)
※『初ピアノでいきなり弾く』ピアノ曲は、すでに2曲リリースしています。
■『ジュピター[木星]』
■『竹田の子守歌』
弾き始めのサンプルもあります。
手応えを感じたなら、有料記事に進んでいただけると幸いです。
コツは、曲を思い浮かべながら演奏を進めていくこと。
曲全体を通して弾くには時間はかかりますが、積み上げていくことで制覇できるはずです。1日2小節ずつでも、もう少し欲張ってもいいと思います。
翌日には、前日までの演奏から続けて積み上げて演奏していく、というレッスンがおすすめです。
本来なら、米津玄師やジブリ作品を取り上げていきたいところですが、著作権の関係で著作権フリーの楽曲で人気のある曲を取り上げています。
ですが、ピアノを弾くことに慣れてきたら、五線紙のピアノ譜でピアノを弾くことができるようになります。鍵盤楽譜は読譜ができるよう作成してあり、また、読譜のお手伝いをこれから発信していくからです。
楽譜がふつうに読めるようになったら、その時はお好きな曲の楽譜に手を伸ばしてみてください。
1.レッスンは、スマホ縦置き
鍵盤楽譜は図解の楽譜のため、見やすさを考え、1画像2小節を基本に作成しています。
タブレット端末でもレッスンできますが、基本はスマホ縦置きを考えた画面配置です。
2.教材はPDF楽譜がダウンロードできます
鍵盤楽譜はプリントアウトできます。
プリントアウトするには、有料記事部分からダウンロードしてください。
A4サイズなので、お手持ちのプリンタで、またはコンビニ等で打ち出していただければ、ピアノの譜面たてに置いてレッスンすることができます。
3.弾いてみましょう
では、レッスン開始です。
最初は右手だけで演奏していきます。
鍵盤楽譜の使い方は簡潔です。
指使いは以下のようになっています。
図の「☆」は、基本となる「ド」の音です。
繰り返しになりますが、基本の「ド」は、ピアノの真ん中あたりにある「ド」です。「ド」の音はすべて黒い鍵盤(黒鍵--こっけん)が2つ並んでいる左下の白い鍵盤(白鍵ーーはっけん)となります。
ちょうどいいところに「ド」がない、という場合は、少し左に寄ったところの「ド」がそれにあたります。
『エリーゼのために』は弱起といって、3拍子の3拍目から演奏します。
※指番号の指示のないところは、弾きやすい指で演奏してみてください。
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