駿河湾を臨む、日本最初のいちご狩り!
みなさんは、日本で最初に「いちご狩り」が始まった場所が静岡だったと知っていますか?
日本一の深海が広がる太平洋・駿河湾を臨む「石垣イチゴ」を存分に楽しめるいちご狩り農園の「元」看板娘・小林さんが、おともたびに登場してくれましたよ。
まずは小林さんについてご紹介。
私は静岡市の久能街道、通称「いちご海岸通り」でイチゴ娘、を、40年前にやっていました。
当時は10代・20代の「イチゴ娘」が、イチゴロードに並ぶ数十軒のいちご狩り農家のお店に招き入れる役割を果たしていました。久能街道は、国宝の久能山東照宮や世界遺産の三保松原へ行く車がよく通る場所なので、通過する車に「うちの店がいいよ!」とアピールするんです!
40年前のイチゴ娘の時代を思い出してもらいました!
イチゴ娘って、いつ始まったのか分からないけど、いわばお店の前にたってお客さんの読み込みをするお店の看板。
私は高校生の時、イチゴ農家の娘だったお友達に誘われてちょこっとやっていました。お給料がいいよっていうことや、楽しそうだなっていうことで始めたら、いつもバイトに行くとお土産にいちご2パックとかもらえることもあって、すごく楽しくていいアルバイトでしたよ!
当時はみんなタイトスカートをはいて、イチゴの形をしたボンボン…風船みたいなボンボンを回すんです。
イチゴのボンボンを回すのは今も一緒かもしれません!
「イチゴのボンボン」が気になった方は、ぜひ現地でその様子をご覧ください!
静岡のいちごについて、ご紹介します!
静岡・久能の「石垣いちご」の歴史はなんと100年以上前から続きます。徳川家康を埋葬した久能山東照宮への奉仕品として、日当たりの良い久能の海岸沿いに石を積み上げて栽培する「石垣栽培」が開発されたそう。
この石垣栽培が盛んになり、久能は観光いちご狩りの発祥の地として全国からお客さんが来るようになったんです。
「静岡・久能苺狩り組合」HPより
イチゴの品種はたくさんありますが、静岡で開発された「あきひめ(章姫)」という品種がこのあたりでは有名で、大きくてとっても甘いんです。静岡市の民間育種家の萩原章弘さんという方が育成したことから「章姫」と名付けられたそう。
久能街道の店舗では、最近リノベーションでおしゃれなカフェが併設されたり、立ち寄りやすくなったりしています。
カフェでは、イチゴパフェやイチゴのかき氷など、とってもお得に美味しく地元のいちごを楽しめますよ!
ちなみにいちご狩りのシーズンは毎年12月~5月。40分~1時間ほどの時間いちご狩りが楽しめ、さらにイチゴが食べ放題なんですよ!
いちご狩り農園が立ち並ぶ「いちご海岸通り」で、ぜひ一度いちご狩りに挑戦してみてくださいね。