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「面白素人」の系譜について
ひとつ下の記事で、タイトル通り、「面白い」がわからなくなってきた、と書いたが、再び初心に戻って、自分がこれまで「面白い」と思ってきたものを書いていこう。
それは、テレビに出てくる「面白素人」たちだ。1991年生まれの私の系譜の中では、小学生の頃に「さんまのスーパーからくりTV」で酒井素樹さんや加藤淳さんの活躍を見たのが原体験となると思う。そこには「なんだこの人たち!」という素直な驚きと笑いと感動があった。
YouTubeというものができたのが2005年というから、それ以降はそういった動画コンテンツでの楽しみも増えた。笑っていいともの「キリンプロ」事件、のど自慢のスター「養老町の幸ちゃん」なども後追いでハマっていくことになる。
「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです」という中京テレビの番組、通称オドぜひでは、まおちゃん、こたろうくん、うきょうくんといった子供の面白さに特にハマった。大人にも面白い人はいるが、子供の持つ素直さ、あどけなさには敵わない、そんなことも思った。
私の「面白素人」の系譜は、残念だがこのあたりで途切れている。つまり最近の「面白素人」事情がほとんどわからないのである。ひとつには、テレビというもの自体が怖くなってしまいほとんど見なくなったというのもあるし、ネットの情報しかりである。また輝く素人スターに出逢いたいものである。そして願わくば、自分自身がその末席に名を連ねたいとそう思うのだが、翻って、私のインスタじゃあやっぱりバズらんよなぁ…と、初心をすぐ忘れてしまうおともだちであった。