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何気なく話題にしているその不満【指導者に届いています。お子さん経由で】

指導者の前で、良き母、良き父でいようとも
ご家庭での、ありのままの大人の様子や言動が

【指導者の耳に入っています】

お子さんは、ご両親が考えている以上に
ご家庭の様子やご両親の発言を指導者に話していることを、ご存知でしょうか?

もちろん、指導者自身が実際に見聞きしたわけでは無いですし
子どもが話しを肥大化させることを、指導者は理解していますから
お子さんの話しを100%信じることは、ほぼ、ありません

ただ、指導者がお子さんの発言を信じる・信じないは別として
お子さんから聞いてしまったことを
【聞かなかったことには、できない】
という事実を、認識しておいていただきたいのです

私は母親ですから、いわゆる「ママ友」さんたちの
話の輪に加わる経験をする中で
ママ友さんたちが子どもたちの前で、それはもう堂々と
指導者への不満を話しているのを見て、びっくり仰天しました

実際、私が聞いた話しをご紹介しますと

「うちの子のプールの先生ね、教えるの下手くそでさ
全然進級テスト受からないの。ホント、ダメだわ、アレ」

「自分よりも格下の大学出てる先生に当たっちゃって
ちゃんと指導できてるのか不安なんだよね
受験落ちたら塾の先生の責任よ!
あーあ。もっとレベルの高い先生がいる塾に行けばよかった」

「有名な先生でも無いし。どうせ受験準備が始まったら辞めるし、ピアノなんか」

このような話しを親から聞いているお子さんは
指導者に対して不信感を抱き
指導者に対して失礼な態度を取るようになります
そして、指導者の指導を受け付けなくなってしまいます

当教室を退会された生徒さんで、当時小学生のお子さん数名が
まさに上記に述べた状態でした
特に印象的だった生徒さん二人の発言をご紹介しましょう

「先生よりもママの方が、ピアノが上手だって言ってたし
あたし、ママに教えてもらってるから大丈夫
先生は、ママの教え方と違うし
先生のやり方だと、ママに怒られるんだもん」

「パパとママが言ってたよ。大したことない先生なんでしょ?
(と言った後に、唾液で作った泡を口から出す仕草で揶揄う)」

この二人の生徒さん、しばらくして
一人は、不登校に
もう一人は、成績不振で転塾をくり返しました

この生徒さんたちのご両親からは
「子どもが塾の教師と相性が悪く、ストレスが溜まっているので
オトミズモで息抜きさせてほしい」
「学校には行けないが、オトミズモには自分から進んで行くので
登校再開できるように手伝ってほしい」
と、ご依頼をいただきました

実は二人とも、小学校や塾で、指導者から陰湿な指導を受けて
ご両親がどんなにサポートしても立ち直れないほど
心が疲れ果ててしまっていたのです

世の中には、お子さんの失礼な態度や発言に対して
陰湿で酷い仕返しをする指導者が確実に存在しています

指導者が未熟
指導者の質が悪い
だから、不満もつのるし、子どもの態度や発言が失礼なものになるのは、当たり前

というご意見は、ごもっともです

しかし、指導者も未熟な人間であり
指導者としての質が、ご両親のご希望に満たない場合も多々ございます

指導者としての質と、ご両親のご希望との差をできるだけ少なくするため
そして、なによりも、子どものより良き成長を促すために
日々、指導者としての人間性と指導技術を磨くことは
指導者の義務だと考えますが

それを前提として、ご両親も【指導を受ける側の礼節】を
今一度、見つめ直していただきたいと思います

ご両親の発言や価値観が、時に
【お子さんの成長にとってマイナス要因になりうる】
ということを認識していただき
指導者への不満は、カスタマーセンターへ報告
または指導者の上司や指導者へ直接伝えるか
いずれにせよ、【子どもの耳に入らない方法】で、指導者へお伝えください

子どもの前では、指導者への不平不満は我慢して
【お口にチャック】
でお願いします

それが【お子さんを守ること】に繋がりますから

いつの世も、生きるためのスキルが不十分な子どもが
大人の犠牲になってしまう、この理不尽な連鎖を
せめて、私の影響が届く狭い範囲だけでも
私の周りに集ってくださる皆さまと共に
バチコーン!と断ち切りたいと、強く、強く、願って行動しています

みなさんが大切に育んでいらっしゃるお子さまのためにも
より良き親へ、より良き人間へ、メタモルフォーゼ、していきましょう

今回も読んでいただき、ありがとうございました

楽しく演奏して、心も身体も元気で笑っていていてほしいから

オトミズモは今日も生徒さんたちの安心&安全基地
そして応援団長として
のんびりマイペースでレッスンを続けております