医師という後ろ盾ってやっぱり強い
最近、ふと気づいたことがある。
それは何かというと、
医師という後ろ盾がいかに強いか
ということだ。
いや、本業だろしっかりしろって思う気持ちもあると思うのだけど、ちょっとその気持ちは一旦横に置いて私の話を聞いて欲しい。
たぶんきっと私と同じ気持ちの医師もいるはずだと思い、今日はnoteに書き留める。
去年の秋、産休に入って暇になったことをきっかけに少しずつ色々なことを始めた。
私が始めたことといえば、noteやX、insta、imatomiraiでのライター業務など。
ここ最近では、女医トークや雑誌の制作も。
どれも楽しくマイペースに自分の意志でできているし、収益も多少ある。
給与収入とは違って、
「自分の力で稼いでいる」
感じがあって、すごくやりがいを感じている。
何よりも、楽しい。
夢中になると時間も忘れてPCに向かっている。
もちろん、未熟なことばかりではあるが、
もっと成長できそう、自分才能あるじゃん?
医師やるよりも向いてるんじゃない?
今後もっと大きいこともできるかも?
とささやく声も聞こえてくる。
じゃあ、医師やめてこっちを本業にしたら?
という声がたまに聞こえてくる。
確かに、医師として勉強しないといけないことは多々あるのに、最近はその勉強への熱意より、
こういった作業や企画をしたいという気持ちの方が強い。
でも、医師をやめる、という選択肢は現状自分にはない。
医師でいなければ、月々の生活費はおろか、
その日1日暮らすための収入だって稼げない。
というか0の時だってある。
生活レベルを落としてはどうか?
正直なところ、今の生活レベルを落とすなんて考えられない。
お金を切り詰めて生活するというのは想像ができない。
肉やフルーツ、魚は遠慮なく買いたいし、
自分のメンテナンスも定期的にしたい、
子供にも不自由のない生活をさせてあげたい。
そもそも、今自分が楽しくやっていることは、
「女医」というアイデンティティがあってこそ
成り立っているものだったりする。
こう思うと、
やはり医師という職業は大変だけれども、
収入面などは多く、安定した職業だ。
医師の仕事で息が詰まってしまったら、
ゆるく働くこともできるし、
そんな働き方でも十分稼ぐことができる。
自分にとっての"ライスワーク"である。
逆に、今やっている雑誌制作・女医トーークはそれこそ、"ライフワーク"であり"ライクワーク"である。
医師という後ろ盾の強さはおそらく医師全員が感じているのではないだろうか?
自分が医学生の頃や研修医の頃は全然そんなこと意識したことがなかった。
医師をやることしか自分はできないと思っていた。
でも、実はそうではなくて、
医師をライスワークにしつつ、自分の好きなことができる!
ということが最近になってわかった。
これの大事なところは、
医業から離れる勇気、他の人と違う道に進む勇気のない人でも、メジャーな道からは外れないでいながらも、他のこと、例えば自分の好きなことを仕事にするというのも可能だということ。
しかもそれが失敗しても、収入にならなくても、
医師という職業の後ろ盾があるから、むしろチャレンジしやすい。
医師という選択肢だけでなく、
色んな選択肢を持てるということに気づけた最近である。
今後も私は生計を立てられる程度に医師という仕事を続けながら、自分の好きなことをやっていきたい。
それでは!