#26絵を描く。 怖いもの見たさ⑤ ランキングその2&『怖いもの見たさ』のナゾ
凸凹発達の息子8歳。
言葉の壁が厚い彼にとって、絵を描くことは、表現ツールの1つになっています。
毎日A4コピー用紙にせっせとしたためる絵の数々。
怖いもの見たさのシリーズ第5弾です。
きまぐれ絵画の中にあった
『怖いランキング』その2を展覧します。
長年の『怖いもの見たさ』の謎が溶けたのでそちらのお話とご一緒にどうぞ。
今回の怖いものランキング絵画は
前回のランキングから動きがあります。
では早速
怖いものランキング作品②より
【8歳息子怖いものランキング TOP11】
まずはTOP11〜6まで
ドキドキのTOP5の発表です
ちなみに、前回の怖いものランキングです↓
1位と2位はキープ
3位はワンランクアップでヘビ
4位はワンラクダウンのコウモリ
5位はオオカミが圏外から大きくランクイン
6位は3ランクアップでシャチが追い上げる
7位はワンラクダウンのクマ
8位は3ランクダウンでカラス
9位は圏外からランクインのゴリラ
10位はツーランクダウンでシロクマ
11位は10位と同種のホッチョクグマ
前回7位のオバケは圏外となりました
以上、
『作品② 怖いものランキング』でした。
さて
今回の絵には『ナゾ』があります。
ランキングの動物たちの横に
何やら他の絵も描かれていて
怖いものと対になっている…
怖いものランキングの絵の中に描かれていたのは
不機嫌そうな顔の人物たち(放デイ関連)
永遠の悪役バイキンマン
赤ちゃんの頃から嫌いだったトイレのジェットタオル
グーグル音声検索がうまく行かない時に登場すらエラーさん
これはもしかすると
息子がリアルな世界で抱えている怖くて苦手なものが横に描かれているのでは!?
暗号的に知らせてくれているのかも…
面白いけど、複雑な気持ちになりました。
1年生の頃は学校よりも放課後等デイサービスが大好きだった息子。
確かに。
2年生二学期辺りからは、たまに行き渋るようにもなりました。
その予兆をお知らせするランキングだったのかなぁと思うと
手放しに面白い絵だとは言えないなぁ。
でも、最近とあることに気が付きました。
それはこちらの絵↓
フルーツハット、紫ミニオン、エラーさんは息子のお気に入りです。
これ
もしや
怖いもの見たさか!?
。バイキンマン
ルールを力付くで破る迷惑なキャラとして、手に汗にぎりながら、でもゲラゲラ笑って見ていた。
。千と千尋の神隠しに登場する坊(ぼう)
怖いと言いながらも、暴れるシーンを何度も何度もコマ送り再生で見ては、真似をしたり他の絵にもよく登場している。
。大の苦手であるジェットタオル
とにかく怖いはずなのに
行く先々のトイレは必ずチェック。何度も何度も両耳を塞ぎながら確認するその行動…まさに 怖いもの見たさ。
となると、
放デイ人物のメンバーを改めて推察し直すなれば…
。自他ともに認める怒ると怖いスタッフさん
おともだちが叱られるの見て
怖いけれど、ちょっぴりオモシロイ
と思っている
。上級生のおともだち①&同級生のおともだち
息子「〇〇さん、トイレのカチャカチャして
(電気つけたり消したり)遊んじゃダメで
すよぉ」
「あー!やってはいけませんー」
「扉で遊びませんよぉ」‥
笑いながら言っていたため、恐らくは
やってはいけない行動をやって案の定注意されている
一連の様子をオモシロイと思っている
。上級生のおともだち②
息子「△△さん、かわいいねぇ。」
1年生のある時期の一定期間、彼のことが大好きで、よく名前を聞いていた
あ〜。そういうことか。
怖いものランキングに描かれた動物達と
対に描かれたナゾの絵達は
怖いけれど気になる
怖いけれど見たい
怖いけれど近付きたい
怖いけれど真似してみたい
怖いけれど興味がある
怖いけれどオモシロイ
怖いけれどちょっと好き
怖いけれど制覇したい
‥等
8歳息子の中で生まれた
『怖い』と対の相反する『複雑な感情』が
表出した絵だったわけです。
あ。
つまり
『怖いもの見たさ』ブームの正体は
生まれくる複雑な感情をキャッチして処理するために必要な
息子なりの『確 認 作 業』
だったわけですな。
ブームというより、こだわりに近いのかぁ。
長年の『怖いもの見たさ』ブームの謎が解け
ようやく点と点が繋がり
腑に落ちました。
なるほどねぇ〜と勉強になった次第です。
さて、『怖いもの見たさ』本丸である
ハンドドライヤー(ジェットタオル)については、そのうち記載したいと思います。
ではでは。
これまでの『怖いもの見たさ』シリーズ↓