音 / Oto Kawamata

企画屋 / 東大 山中研卒 & 映画美学校卒 →広告プランナー

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『銀河鉄道の夜』を読んだら、主人公が実は猫で、ぼくだった話。

みんなで一斉に読書感想文を書くお祭り「#キナリ読書フェス」。課題図書の5冊はどれも面白そうだったけど、自分が一番ビビっときたのは『銀河鉄道の夜』だった。その理由は大きく3つ。 ① 誰もが名前を知っている名作で、まだ読めていない自分にコンプレックスがあったから。(飲み会で読んだふりするのもう嫌だ…) ② 最近、友人のデザイナーから、1985年版のアニメ映画『銀河鉄道の夜』を勧められて気になっていたので、先に原作を読んで予習したかった。 ③ 岸田さんが「読書感想文講座」で引

    • 2024年、最後の20代をどう生きるか?(抱負)

      あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 元旦から高熱が出て肺炎になりかけたけど、ようやく書けるまでに回復しました。 揺れにも気づかないくらいに寝込んでいたら、世界が大変なことになっていたけど、復興を願いながら、自分にできることを少しずつ頑張っていく。 寝込んでいた3日間、「正月の行動がその1年を決める」みたいなツイートを読んですごく嫌な気持ちになってた。そうだとしたら寝続ける2024になってしまう。 そんな呪いの言葉を振り払うためのnoteにしたい

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      • 2023好きな事例まとめ『OTO 2023』

        個人的に好きだった事例を、備忘録として残しておきます。 「OTO」は「ACC」みたいなノリだったけど、無理やり当てはめて「OTO TREND OSCAR」としました。 「広告」の領域に限らず選ぼうと思ったけど、とはいえ映画、音楽、漫才…を入れだすとキリがないので、そちらはまた別にして、嫉妬した事例全般を独断で選出しました。 来年に企画するときに見返せると、背筋が伸びていいのかな。 12月 ・Dumb Phone(Light phone) ・幽遊白書 屋外広告 ・

        • 【企画書】 ヤングカンヌ2023 メディア部門GOLD

          「ヤングカンヌ」(ヤングライオンズコンペティション)という広告の若手で企画の世界一を決めるコンペがあるのですが、国内予選でメディア部門のゴールドをいただき日本代表になりました。 本戦は来年のフランス・カンヌで、世界中の猛者たちと戦うために毎日ペアのしょうはんと準備を重ねています。 日本代表とはいえ、まだまだ発展途上のぼくたちですが…プロセスから公開して自分たちを追い詰めたほうが、本戦までのモチベーションも高まるだろうということで、企画書とプレゼン原稿を公開します! (※公

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        『銀河鉄道の夜』を読んだら、主人公が実は猫で、ぼくだった話。

          【プレゼン原稿】 ヤングカンヌ2023 メディア部門GOLD

          以下で、プレゼン原稿、用意したモック、想定質問への回答などを公開します! プレゼン

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          【プレゼン原稿】 ヤングカンヌ2023 メディア部門GOLD

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          「史上最高の映画100」(2022) 和訳&考察

          英国映画協会が10年ごとに発表している「The 100 Greatest Films of All Time」。映画の原題って意外と日本人には馴染みがなかったりして、いざ観たいというときに参考にしづらいな〜と思うので、和訳をしてみた。 ちなみに、今年は1639人の映画評論家や映画関係者が投票。1952年に企画が始まって以来、女性監督の作品が1位に選ばれるのは初めてとのこと。 ランキング1~100位1. ジャンヌ・ディエルマン(1975, シャンタル・アケルマン) 2. め

          「史上最高の映画100」(2022) 和訳&考察

          無名の広告クリエイターが創造と向き合うための9つの習慣(2022年の抱負)

          2021年の暮れ。OB訪問してもらった広告クリエイターを志す学生から「クリエイティビティを磨くにはどうしたらいいですか?」と聞かれて、ぼくと先輩で答えが割れた。 ぼく「好きなものを分析して法則化して、自分の企画に応用してるよ」(ドヤッ!?) 先輩「本気で作った経験が全てだから、表現の量をとにかく増やしてる」(キラーン!!) もともと「創作論」や「クリエイティビティ」は自分の中でかなり大きなテーマだけど、先輩の答えにハッとさせられた部分があったので行き着く先もわからないま

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          無名の広告クリエイターが創造と向き合うための9つの習慣(2022年の抱負)

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          「群像劇」ってどうして面白いの!? そもそも「群像劇」ってなに!?

          群像劇が好き。 面白い群像劇って、本当に数え切れないほどある。最近観た映画を思い出しても、『街の上で』、『ナイブズ・アウト』、『騙し絵の牙』...。自分がオールタイムベスト級に好きな作品だけを振り返っても、『桐島、部活やめるってよ』、『ラブ・アゲイン』、『七人の侍』...。 友達と最近、短編映画の企画をしているときにも自然と、「群像劇にしてみよっか?」なんて話になったけど、その後に冷静になってみて「そもそも群像劇ってなんなんだ...?」と思ってしまった。 なんとなく「複

          「群像劇」ってどうして面白いの!? そもそも「群像劇」ってなに!?

          どうしてぼくたちは『花束みたいな恋をした』を観て、「自分の物語だ」と思ってしまうのだろう

          今の時代に「脚本家の名前で客が呼べる映画」ってあるんだなぁ...すごいなぁ...と思いながら、テアトル新宿に入った。 というか、坂元さんは国民的な「映像作家」なんだと思う。映画を観た後に「オリジナルシナリオ」を読んでいたら、ト書きの描写がかなり詳しいし、セリフに()で演出を加えていることも多かった。監督ですら、自分の名前で観客が入る人って片手で数えられるくらいしかいない時代なのにすごいなぁと思うけど、スマホでも映画が撮れる時代になって、脚本家と映画監督の境界はなくなってきて

          どうしてぼくたちは『花束みたいな恋をした』を観て、「自分の物語だ」と思ってしまうのだろう

          【映画】『バーニング 劇場版』はバッドエンドなのか?【ネタバレ考察】

          『バーニング 劇場版』が今年の暫定ベストを更新するとんでもない傑作だった。 この映画を観て「長くて陰鬱で退屈」と思考停止してしまうのはあまりにも悲しいので、自分が思っていたより何歩も奥へ踏み込んだ作品だと気づいていった過程を記録したい。 原作からの改変村上春樹の原作『納屋を焼く』を予習で読んだときは、「こんな数十ページの短編をどう2時間半の映画にするの?」と思っていたけど、予想外に原作に忠実でしかもその先へと踏み込んだ映画だと感じた。 原作と比べた時の特に大きな改変は

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