第4話 大好きな家族
その日の夜。ベルクをお医者さんに連れていったパパが、ベルクと帰って来ました。
「ヴィント、頑張ったな。ルーナに『動いちゃダメ』と言ってくれてありがとう。「助けを呼んで偉かった」な。ベルクを「助けてくれてありがとう」」
パパが、大きな力強い右手でヴィントの頭をなでてくれました。
「「ぼくルーナをしんじてる」から。「ベルクがたいせつ」なの!」
ヴィントはニッコリと笑いました。
「ルーナ、「お兄ちゃんの言い付けを守って偉かった」な。ベルクを「励ましてくれてありがとう」大きな声で「助けて」と言えて頑張ったな」
パパが、大きな力強い右手でルーナの頭もなでてくれました。
「「お兄ちゃんはいつも助けてくれる」から! 「ベルクがぼく大好き」なの!」
ルーナもニッコリ。
「ベルク、ブーリャを「助けて偉かった」な」
パパが、大きな力強い右手でベルクの頭もなでました。
「「ヴィントにいちゃ、ルーナにいちゃ、だいしゅき」「ブー ニャおともらち」なの」
ベルクもニコニコ。
パパもママもベルクを叱りませんでした。大きなブーリャの為に「頑張ったベルクが誇らしかった」からです。
「「ブーリャ「助かってくれてありがとう」」
パパとママが、変わりばんこにブーリャを抱きしめると。
「クゥン」
ブーリャも嬉しそうに鳴きました。
パパとママは「ブーリャも労りました」。元気がないブーリャも、 これで少しは元気になるかな?
ブーリャも「大切な家族」ですからね。
「でもね。今度からは「助けて下さーい!」って大声で叫んで「大人の人に頼むんだよ?」」
ってパパ。
「あい!」
ベルクも『あい!』ってお返事しました。
「さあ、みんな! お夕飯にしましょ!」
ママが、腕によりを作ってくれたお夕飯はすごいご馳走でした。
「美味しそうだなぁ」
ってパパ。
「おいしそうだなぁ」
ヴィントがまねっこすると。
「おいしそうだなぁ」
ルーナもまねっこです。
「おいちしょうだなぁ」
ベルクもまねっこして。
「クゥンクゥン」
ブーリャだってまねっこ。
「美味しそうでしょぉ」
ママは嬉しそうに笑いました。
ご馳走はとっても美味しくて。
みんなで幸せでした。
パパもママも、ヴィントもルーナもベルクもブーリャだって。
眠る前にね、みんなで仲良くお歌を歌って。
『おやすみなさい』をしました。