ナースママの私が起業を決意したワケ7
〜 訪問看護師で得た、自分軸 〜
ナースママの私が起業を決意したワケ、
ということで始まりました、このブログ😊
前回は、長女のHSCがわかり、
光を見て子育てすると、
好循環が生まれた!!✨というお話でした。
今回は、
病院や介護施設、外来など様々な場所での
看護経験を経て、
訪問看護師となった話し。
ここで得た経験は、
看護観・人生観の素敵な変容に繋がりました🤗
では、早速、始めていきましょう。
次女が、もうすぐ幼稚園に入る頃、
そろそろ仕事を定位置で始めたいなと
考えていました。
(それまでは、派遣看護師として様々な場所へ。
家でできるという理由で、ナースライターも
していた時期があります。)
ご近所さんに看護師さんがいると知っていたので、
お茶しませんか?と
家にお招きして(ちょっと強引かも!?🤭)
情報収集。
そこで、訪問看護が良いかもね!
と話がまとまり、就職しました。
(めちゃくちゃ早い展開だった。ご縁があるところって、そんなものかも🤭)
最初は、戸惑い大いにあり。(笑)
なんか、ふわふわ、地に足がつかない感じで。
病院でない、家での看護。
勝手が違うって、こういうことね、
と毎朝勉強しながら、
モノにしていきました✨
まー、チーム制ではあるのだけれど、
一人で訪問して、限られた時間の中で、
必要なことを展開して次の訪問まで、
自宅で過ごせるように整えてくる、
最初は大変ですね。
ただ、集中治療室の経験や、
病棟で3万歩は軽く歩いているフットワークを
経験してきたので🚶♀️👩⚕️
看護師としての
判断力・観察力・対人関係能力・問題解決能力は
活かされて、訪問看護やって良かった!
にすぐ変わりました✌️
一番最初に、感動したこと…
自宅での看取り、です。
病院での患者さんの死
とは違って、
その人が、患者としてでなく、
自分の家で死を迎えること
こんなに違うんだ!!
自然って、その人らしく逝けるんだ
自然って、すごい
鳥肌が立ちながら、
家で逝ける環境がある、
家族の介護力と
家で逝けるように全てのあらゆることに
集中して提供する、
在宅看護と訪問診療の連携
今の時代、
当たり前ではなくなってしまった、
家での死
これらを支えている人たちへのリスペクトと、
家で逝けるその人へのリスペクト。
病院での死だけを看てきた私は、
在宅の死に出会えて良かった
と心底思いました。
もう一つ、大きなマインドチェンジ
光を見て、生活をする、ということ✨
希望、ですね💡🌈
ちょうどコロナ禍真っただ中。
私たち訪問看護師もリスクを負いながら、
ケア提供していました。
みんな、ナースママ。
自分や家族も守りたい、患者さんも守りたい…
押しつぶされそうな心境に、
もちろんなりながら、
自分を整えること、
自分の人生にも光をみること、
これが仕事にも繋がるようになっていきました。
そもそも自宅で療養されながら、
家での生活をしている人、
が患者さんです。
教わることがほとんど。
自分の生活にも影響が大きかったです。
中でも、毎日訪問しているご自宅の、おばあさま。
人を気遣って、おもてなしすることが大好き。
処置だけ、しにくるのは許さない、と。
求められていたのは、ケア、ですね。
人と人として、
交流できる関係性を求められていました。
あ~こんな風に年をとっていきたいなーって、
わたしの憧れのおばあさま😍
なかなかヘビーな、
予後が悪そうなガンが見つかった時のこと、
私も一瞬、覚悟を決めつつ、
どう感じているのか、どうしていきたいのか、
普段の会話の中で確認していきました。
死ぬのはこわくない
強がりでも何でもないよ
本当に心が揺れないから、そうなんだと思うよ
しっかりした口調で、
達観してる、これが私の率直に感じたこと。
結論から先にお話しすると、
ヘビーだとされていた、がん細胞は良性だった…
かっこよすぎですよ (笑)
退院して帰ってきた時、
熱い抱擁を交わしました💕
(コロナ禍だったから、
みんなには内緒にしてたけど (笑)
みんな、してたと思う!)
この人置いて、
先には逝けないってことだよねーと。
ご主人も患者さんで、
毎日の訪問はご主人にいってました。
毎日来る、訪問者をねぎらいもてなすこと
体調が良い時は、何か手仕事をして、
みんなにふるまうこと
毎回、毎日、その都度、
認知症のご主人の口喧嘩に楽しく付き合うこと
毎晩、自分の足のケアを怠たらないこと
私たち訪問看護師は、
状態観察だけしてくる、という仕事もあって、
その看護師の腕の見せ所だったりもするのだけれど、
私は必ず、検脈(手首の脈を触れて測ること)
と足の状態を観察する
を徹底していました。
この二つで異常の早期発見がしやすくなるからです。
ノーマークだった、このおばあさまの足、
けっこう浮腫んでいて、
台所に立つのも実は大変な状況、
ということがわかりました。
自宅で自分でできるセルフケアをお伝えしたところ、
毎日丁寧に継続していて✨✨
毎回訪問者にキレイになった、
足を見せて自慢 (笑)
顔の手当ては興味ないけど、
足はやってるからキレイでしょー!って😆
確かにつるつるで、
私たちの誰よりもキレイだった (笑)✨✨
訪問看護師として働いたのは3年と4か月
(人員不足で閉鎖になりました)、
決して、長い期間ではないけれど、
患者としてではなく、生活者としてリアルに
その人と向き合える仕事
どう死んでいきたいの? は、
どうやって、生きていきたいの? に繋がる。
生活者として、影響されないわけがなく、
コロナ禍も相まって、光・希望を見ながら
生活を丁寧にすること
毎日のケアの積み重ね、
人と、人としてのお付き合い
そして、らしく生きてきた人は
らしく自分で逝くことができる
とても当たり前で自然なこと
なのだけれど、
今の世の中では当たり前でなくなっている
ということ
訪問看護をとおして、
出会った患者さんたちのおかげさまで
自分が何を大事にして生きていきたいのか、
自分軸が整ってきた、3年4か月でした。
今回もお読みいただきありがとうございました😊
次回は、義母の自宅での看取り です。
第8話
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