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サンタクロースになってみて

12月24日の夜。

インターホンを押して部屋に入った。

『メリークリスマス!』

二人姉妹の女の子のお姉ちゃんがひょっこり顔を出した。


『良い子のきみへお手紙を届けにきたよ😊』

女の子が、手紙を読み始める。


『・・・・もうすぐおうちにつくはずだから たのしみにまっているんだよ』



サンタクロースからのおてがみだ!

ひらがなで書かれたお手紙を ぎこちなくも一生懸命読み進めるごとに、

女の子の目はどんどんきらきら輝いていった。


ピンポーン

🎅【メリークリスマス】


本物のサンタさんが、おうちにやってきた。

この時の子どもたちの笑顔

初めての訪問で見たこの光景は、忘れない。



サンタクロースは、私の憧れの人。


2021年のクリスマスイブ

ついに10年越しの夢が叶い 
私もついにサンタクロースになりました

以前このnoteにも書いた
【チャリティーサンタ】の活動に参加しました。




正確には、サンタクロースではなく

今回、運営のお手伝いと
サポートサンタとして

ボランティアのサンタクロースと一緒に

子供達のおうちにプレゼントを届けにいきました😊

子どもたちのもとへ



私は10年前にこの活動を知って、

それからずっと気になっていたけど参加する機会がなく

色んな節目となったこの年に、

初めてサンタさんになることに決めました。

《しっかりとファン》だったので、
活動内容はある程度知っていて

”誰かが喜ぶ瞬間”は、仕事柄たくさん体験してきたから

イメージも出来ていたつもり。


でも、実際に体験してみなければわからないパワーが

たくさん詰まっていました。


【サンタクロースは優しさを繋いで未来へ届ける仕事】

私はこう感じました。


  • チャリティーサンタの活動

チャリティーサンタはボランティア。

サンタクロースとなって、ご依頼のあった子供たちの家に、プレゼントを届けます🎁

自分が【やろう】と選ばなければ 通ることのない経験です

クリスマス前には講習会があり、
そこで大人たちはみんなで
サンタクロースになる練習をする

『ホ〜ホ〜ホ〜 サンタクロースじゃよ〜』

初めましての人同士 普通なら恥ずかしいことも

大の大人がみんな本気でサンタクロースになりきっている。

参加のきっかけや理由はきっと人それぞれだけど、

共通していることは
【誰かに喜んで欲しい】【誰かのために】

そんな気持ちを持っていて 行動に移せる人たち。

でも  【誰かのために】は【自分のために】 なるものだ。


初参加のサンタさんたちが、
配達を終えて帰ってきた時の表情。

体験してこそ自然と出てくる言葉や笑顔の全てが、

この活動の素晴らしさを物語っていた。



『この歳になって初めてボランティアに参加してみようと思った。

参加してみると若い人が本当に多い

自分は若い頃、考えられもしなかった

今までは自分のことだけやって生きてきたけど、

でも今、この経験が出来て本当によかった

また来年の楽しみができた。

年齢なんか関係ない、負けずに頑張る!』


初参加者の50歳くらいの男性が 
目を輝かせて話していた。


参加者ひとりひとりの感じた想いから発する言葉は

思いやりと優しさに溢れていて、

とてもとても熱かった。


こんな想いが見える空間が
私はほんとうにたまらなく大好きだ。


季節のイベントにはあまり乗らないけれど、
唯一クリスマスだけはずっと好きだった。

予定なんてなくても、仕事がいくらいそがしくても
なんだかこの季節になるとわくわくしている自分がいた。


朝起きて、枕元にプレゼントがあったこと

ないときは、ドキドキしながら家の中を探すこと

部屋を少し暗くして小さなツリーの灯がともること

家族でいつもよりちょっと特別な料理を食べたこと

街がキラキラしてること


いつの間にか私たち家族はバラバラになったけど

この幼い頃の楽しかった思い出がどこかに残っていたから

だから大人になっても私にとって 

クリスマスはずっと”特別だった日”なのかも

だから 日常を大切にすることは勿論だけど

私は ”特別な日” がやっぱり好きなんだと思う。

”今”の私が大切にしていることに繋がってるエピソード。




活動に参加する人は
元々とても優しい人たちだから
ボランティアの雰囲気はとってもあたたかい。

でも、この気持ちを 
子供に届けることに意味があると思う。

優しい気持ちを持った、かっこいい大人たちの姿。



子供達が初めてサンタクロースに会ったクリスマスは、

今まで経験したことがない【特別な日】

この時体験したことは
心のどこかにずっと残っている。


嬉しい記憶は いつしか ”優しい記憶” になり、

そしていつかの誰かへのプレゼントに繋がっていく


サンタクロースは、
誰かを思う優しい想いと愛が形になったもの。



この活動は【一度だけ】で終わらない

クリスマスは毎年やってくる。

どんな立場で参加しても、

その時々で きっと感じる気持ちが変わっていくんだと思う。

色んな年齢、色んな立場、個性豊かな人たちがいて

色んな人の想いや価値観に触れられることが、
私はとても嬉しい経験だった。


出発前のサンタクロース




サンタクロースは優しさを繋いで未来へ届ける人

”サンタクロースのような人を増やす” 

というビジョンの通り

優しさの連鎖が思いやりの気持ちを大きくし、

優しい社会に繋がる

本当に素晴らしい活動だった。



子ども達にも、その家族にも、
サンタになる大人たちにも

誰にとっても特別で幸せな体験。



あなたも 誰かのサンタクロース

サンタクロースは、ずっと私の憧れの人だ。


10年前にちょこっと関わってもらったサンタ免許を、やっと更新




多くの方に、どんな立場でも チャリティーサンタの優しい気持ち

是非、いちど触れてほしいなと感じました。


また来年も 参加出来たらいいな🎄

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