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雨が光る世界で

秋の冷たい雨が
見下ろす坂道をぬらしていた

光の線は途切れることなく
アスファルトを叩く

大きな光の粒が
地面に散らばっては流れていく

傘に落ちる音は
世界の音をかき消して
ただその瞬間に私を留まらせてくれた

雨にぬれて
色を変えていく景色が美しい

いつまでも
ここにはいられないけれど

もう少しだけ、いさせてほしい

サスケ


雨の日に思い出した
懐かしい曲。

今夜は不在ですが
みなさま良い夜を。