古都の短い暮らし、枕草子によせて
春は、疏水
水海の流れに浮かぶ花
にぎあう人々と薄紅が
青空とともに水面を流れていく
夏は、奥山
貴船の流れが耳に涼しく
青々とした木々の中に
鳥居の朱が美しい
一枚の紙に、運命を占い
水に浮かびあがるのを待つのも
趣がある
秋は、池
月夜の池に船を浮かべて
光と笛が盃に揺れるのも、
夜の灯りに照らされた木々が
水面に映るのもこの上なく美しい
冬は、坪庭
こたつの中からみる静かな雪が
小さな世界に降り積もっていく
世界が変わってゆく様がおもしろい
昼ごろになっても、
こたつの暖かさと離れがたく
こもりがちで
雪山と都を眺めなかったのは
残念なことだ
三毛田さん、三羽さんの枕草子を読んで
枕草子が書きたくなりました🌿
始まりはこちら🥣✨