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自分がどういう人間か

私は
私とは、今まで出会ってきたものの
集合体だと思っている

好き、嫌いはもちろん
強い衝撃を受けたものでてきている

教え込まれた、誰かの想いや願い、
ルールでてきている

そして、引き継いだ遺伝子でてきている
遺伝子的にどういうタイプかは、
遺伝子検査をしていないのでまだ知らない

だからこそ、
確固たる自分は不在だと思っている

その時々のホルモンバランスや体調、
成長期、食べ物にまで左右される
そんな影響を受けやすい不安定な存在だと
思っている

身体の成熟のピークなんて、
女の人が28歳、
男の人が32歳だったかな
それまで不安定になるのなんて、
仕方のないこと

思春期なんて、
身体と心の成長が急すぎて、
それぞれがバラバラ過ぎて
一番、危険な時

保険の先生、教えてよ..
思春期だからね!じゃなくて、
こんな症状が出るよ!くらいでいいから

今は教えてたらごめんね、先生
いや、私が寝てたのか..

昔は不安定さが大嫌いだった
揺らぐ心に苦しめられるのが
こりごりだった

自分がどういう人間が
決めつけられることも大嫌いだった

そして何より、人目を気にする
自分の不安定さが
一番嫌いだった

だけと今は、
不安定な存在であることに
安心している

不安定ということは、
変化しやすいということだから

変化しやすいということは
1ミリ単位かもしれないけれど
望む方向に進める可能性があるということ

そして常に変化するものに
好きも嫌いも
なんのジャッジもいらない
それは、とても自由だった

留まり続けるのは苦しすぎる
どんなに慣れ親しんだ場所であっても

みんなが変わっていく中、
置いてけぼりになるのは
寂しいものだ

変わらない自分という
牢獄にいる気がする時も、
いつかその檻が幻覚であることに
気づくタイミングがくる

様々なものにつくりあげられた檻
そこにいるのが苦しいなら
必ずそこから出られる

その場所の居心地が抜群な時は
あえてそこから出なくてもいい
そこはきっと
檻なんかじゃなく理想郷

少なくとも、選べる
それだけ分かっていれば
鍵は既に手の内にある