待宵
夕暮れの暗い部屋
白いカーテンの向こうで
オレンジに染まる街
もうすぐ帰ってくるかな?
壁にかかった時計を見た
本を読んでいたら
あっという間に一日が終わろうとしていた
今夜は何にしよう?
ソファに沈んで
部屋が陰っていくのを
ぼーっとみる
気がつくと、
明るい部屋の天井があった
いい匂いがする
ロールキャベツかな
「起きた?」
台所に立つ君の姿が
ぼんやりと明るい
冷えた空気が
白い湯気に
少しずつあたたまっていく
写真 となきち様
好きなワードで書いてみるのもありかな、と
「待宵」で書いてみました