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【ルートが】少女首領の推理領域ー黄金島の密約ー【足りない】

謎解きゲームというのも本当に多岐にわたっている。
証言を聞きながら証拠を集めていくような探偵モノのようなものから、ひたすらおっさんが走り続ける後ろ姿を眺めるもの、パズルを解くと次の謎に進めるもの、とスタイルが全く異なる。

この内の「証言を聞きながら証拠を集めていく」スタイルのものを見つけるのが結構難しい。
その昔、遥かDS時代にプレイしたゲームの中には、物語の最初期でもう犯人が特定できる証拠が揃っているのに、最終章で「犯人は胃痛持ちの〇〇だ!」とか言い出す主人公のゲームがあり、これはさすがに「知ってたがな!!」と叫びながらゲーム機を投げた。

ということでピンからキリまである上に、ボリュームもしっかりと長いものから短くまとまったものまで多くの推理ゲームがあるので、選ぶ側としても少々慎重になる。

そんなときは推理ゲームの中でもライトに遊べる、ゲームメーカー、オレンジさんのゲームがオススメ。
周回要素はあるが小ボリュームだし、スキップ機能もあればチャートで自由に好きなシーンへ移れるので、気分転換に最適だ。
何より、選択肢間違えてもその場でやり直しさせてくれる親切設計!!
恋愛要素を含んでいるので、ゲームを遊びなれていない乙女にこそおすすめできるお気に入りのレーベルさんとなっている。

今回は、その中でも「黄金島の密約」を遊んでみました。


舞台は2002年、大西洋のグイムル諸島(架空)。

警察よりもマフィアが権力を持つ島で、4つのマフィアの内、1つの組織のボスの娘、リサが父に会いに島へ来るところから始まる。
ところが、島に着いて早々にリサの父が何者かによって殺されてしまう。
父の死の謎を解きたいが、3つのマフィア組織に阻まれてしまうリサ…。
それなら自分が父の跡を継ぎ、マフィアのボスになれば調査権も得られるよなぁ⁉
…という思い切った決断で物語は進んでいく。

全5章と遊びやすいボリュームで、各事件や出来事が発生するたびに事件現場の調査と、それに関連する人物に証拠を突き付け「説得」することで事件の内容を明らかにしていく。
この調査パートも、気になる箇所が最初からある程度絞り込まれているし、重要人物への説得も数回のやり直しが許されているので、気を負わずにプレイできる。
この重要人物への「説得」で失敗しない限りには、基本的にはゲームオーバーはない。
まあ、所々「あ、それ選択させてくれないんだ」という箇所もあるので笑、本格ミステリーに慣れている方には物足りないとは思う。


そして私的に重要なのは恋愛パートである。
なんなら推理パートより攻略甲斐があるからだ。
数人の恋愛対象がいるので、彼らに好印象を与える選択肢を選んでいくと、対象の内一人との恋愛エンディングが迎えられる。

今回のメイン登場人物は、
①主人公リサのボディガード
②気性が荒いマフィアのボスその1
③物静かな寡黙美人系マフィアのボスその2
④リサの父と親友であり、マフィア内でも古株のマフィアのボスその3

以上4名といっていいと思う。
この内、①~③の人物が今回の恋愛対象となっていた。

…待って?
タイトル画面見たときに④の頼れる古株、ダリルさんに一目ぼれしたから始めたんだけど?
4つのマフィアの内、関係者3人が恋愛対象なのに一人だけ違うのっておかしくない!!?
4つもマフィアあるんだからみんな対象にしようよ!!そこは選べる選択肢広げていこうよ!!!!
一番協力してくれるし優しいし頼りがいあるし安心安全の良物件ですよお客様!!!!!!

赤い〇の人がダリルさん。
公式画像の引用は気が引けるので問題があれば削除します。

ほーら一番頼れそうでしょ⁉
実際、事件が終わった後も交流があり、主人公に付き添ってくれるのもこのダリルさんである。
ここまで親身になってくれる彼となぜ何も無い!!
年齢差⁉年齢差か⁉
ならば娘の成長を見守るような父目線エンディングでもいいじゃない!!
別に恋愛要素必須じゃなくてもいいんだからさぁ!!

パッケージ画面に出しておいて一人だけ対象外なんて悲しすぎる…。

DLCでいいから、ダリルさんルートお願いできませんかオレンジさん…。
今からでも遅くない(発売:2021年7月)、ダリルさんとの交流を深めさせてください……。



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