Oasis 『(WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?』
初めまして。
おとぎ歌歩と申します。
音楽理論も楽器も分からない私のカジュアルな視点による音楽レビュー・感想を100%の主観と好みでお届け致します。
今回は第16弾としてOasisさんの『(WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?』を綴らせて頂きます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
Oasis 『(WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?』
リリース 1995年
総評 ☆☆☆☆☆
メロディアスで美しく仕上げられたロックのアンセムとなり得る傑作。
リアムのボーカルとノエルのソングライティングが最高のクオリティで結実し、Oasisのロックを絶対的なものとしている。
無骨でストレートなロックナンバーからストリングスやコーラスの美しいバラードなどを内包し、全てがハイクオリティでいてかつ、キャッチーで全ての人が楽しめる内容となっている。
ノエルのポップセンスとリアムのロックボーカルによって築き上げられたロックというジャンルを代表する大名盤。
1.Hello
ゲイリー・グリッターの「Hello, Hello I'm Back Again」から歌詞とメロディを引用している。作曲クレジットもNoel Gallagher/Mike Leander/Gary Glitterとなっている。冒頭に僅か10数秒ほど、同アルバム収録曲の「ワンダーウォール」のメロディーが流れる。(wiki)
歪んだギターとポップなメロディにロックなリアムのボーカル。
コンパクトでキャッチーなアレンジにロックのかっこよさが黄金比のようなバランスでパッケージされている。
2.Roll With It
ブラーのシングル「カントリー・ハウス」と同日発売で話題になったアルバムからの2枚目のシングル。後にオアシス側にCDの集計ミスがあったともいわれているが、結果的に初動セールスでは、ブラーのシングルを下回る結果となった。そのような背景もあってか、ノエルはこの曲をあまり良く思っていないとコメントしている。
BS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!」エンディングテーマ。(wiki)
ギャラガー兄弟のハモリが美しい。
軽快なテンポとシンプルなアレンジで1回聴いて楽しめる内容。
シンプルイズベスト。ロックはこれでいいんだよね。最高!!
3.Wonderwall
シングルカットされるや否や世界中で大ヒットを記録したオアシスを代表する曲。タイトルはジョージ・ハリスンの同名サントラから。後にノエルと結婚することになるメグ・マシューズに対するラブソング。しかし、メグと離婚後は、架空の人物について歌っているとノエルは訂正している。バンドが歴史を重ねると同時に数多くのアレンジを加えた新たなテイクが生まれており、オリジナル通りに演奏されることはほとんどない。他のミュージシャンによって多くのカバーもされており、中でもライアン・アダムスによるカバーはノエルのお気に入りでもあり、一時期ライアンのアレンジスタイルで演奏していた。(wiki)
アコースティックナンバー。
控えめなアレンジにリアムのファッキンロックなボーカルが映える。
1回聴けば覚えれるキャッチーなメロディ。
スネアの音が特徴的で面白い。
隠し味的なストリングスに包み込まれる。
4.Don't Look Back in Anger
全英シングルチャートでは「サム・マイト・セイ」以来となる1位を記録した。初めてノエルがボーカルを採ったアルバム収録曲。ピアノで弾かれるイントロはジョン・レノンの「イマジン」から引用している。歌詞の一部はジョン・レノンとオノ・ヨーコのベッドから平和を呼びかける運動を指していると言われている。当初はリアムがこの曲を歌いたいと主張し、ノエルと口論になったが、兄弟喧嘩の末にリアムが折れて最終的にノエルが歌うことになったという逸話がある。マルーン5など数多くのアーティストによってカバーされ、日本でも吉井和哉などがライブでカバーしている。2010年公開の松竹配給映画『BECK』のエンディングテーマとして、2013年のau「FULL CONTROL YOUR CITYキャンペーン」にも起用された。サビに「サリー」という女性の名前が出てくるが、あるときイアン・ブラウンのギグに訪れたノエルにファンの女の子が「サリーはストーン・ローゼズの"サリー・シナモン"のことなのか?」と聞いた。本当は違ったのだが、ノエルは「素晴らしいアイデアだ」と思い、彼女の出した答えを無駄にしないためにその場では「そうだ」と答えてしまったという。実際には、歌詞がまだ決まり切っていない時にリアムが「サリーって誰だよ?」と聴き間違えたものをそのまま採用した。(wiki)
ロックの永遠のアンセムを飾れる大名曲。
メロディ 演奏 アレンジ全てが美しい。
前に出すぎないギターソロも職人的。
どの国でも合唱が起きる最強ナンバー。
もはや語ることもない。みんなで歌って楽しい。これに尽きる。
5.Hey Now
伸びやかなリアムのボーカルが美しい。
ストレートなギターソロがかっこいい。
ストリングスがアクセントになっていて面白い。
ヘビーなギターと重厚なドラムが楽しめる。
6.The Swamp Song-Version 1
ギターのインタールード。
7.Some Might Say
アルバムリリース前のリードシングルで、全英シングルチャートで初の1位を獲得した。他の曲は全てアラン・ホワイトがドラムを担当しているが、アルバムの中で唯一、解雇されたトニー・マッキャロルがドラムを演奏している。(wiki)
王道ロックなリフから幕開けるロックナンバー。
メロディアスで非常に楽しいポップなアレンジ。
個人的にはこの曲が最も"ブリットポップ"を感じる。
アウトロのギターがまた丁度いい味付けでかっこいい。
8.Cast No Shadow
アコースティックとストリングスを主体にしたナンバーで、ザ・ヴァーヴのリチャード・アシュクロフトに捧げられている。ギャラガー兄弟とリチャードは懇意な関係にあり、リチャードはオアシスをこの国が生んだ最高のロックバンドと絶賛している。(wiki)
ノエルのコーラスワークが非常に美しい。
アコギとストリングスのお互いを喰わない絶妙な働きが綺麗な音像を構築している。
Oasisらしい優しいナンバー。
9.She's Electric
曲中「Coz I'll be you and you'll be me~」のメロディはキンクス「wonderboy」のワンフレーズから拝借。アウトロでビートルズの「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」を引用している。アルバムではリアムがヴォーカルを担当しているが、ライブではノエルが歌うことが多い。(wiki)
Oasisらしくないアレンジのポップナンバー。
稀有なリアムのファルセットが聴ける。
好み別れそうだけど私は好きです。。。
10.Morning Glory
同アルバムのタイトルチューンとなっている楽曲であり、PVも製作されている。ソニー『ウォークマンAシリーズ』CMソング(2007年)に起用された。曲中にはヘリコプターの航空音が挿入されている。後に発表される楽曲「アクイース」(『ザ・マスタープラン』収録)では冒頭とアウトロでノエルがこの曲のサビを歌っている。(wiki)
今作で最も好きな曲。
嗄れ成分の入ったリアムのボーカルが大好きです。
ハードでノイズ的なギターの音像もロックで最高。
サビでギャラガー兄弟のダブルボーカルを楽しめる。
11.The Swamp Song-Version 2
ギターのインタールード。
水の音が次曲に繋がる。
12.Champagne Supernova
7分半に及ぶ曲で、ポール・ウェラーがバックボーカルとギターでゲスト参加している。キャリア後期のライブでは短めのギターソロしか演奏されなかったが、アルバム発売当時は、曲の半分以上がノエルによるギターソロであった。ノエル曰く、子供の頃に憧れていたロックスター達に捧げた曲。曲の冒頭に波の音が挿入されている。(wiki)
美メロのバラード。
とにかくメロディが美しい。
ギターのフレーズがおいしい。
Oasisのロックを体現したナンバー。
リアムのボーカル ノエルのギターとソングライティング 全てが最高のクオリティでパッケージされた大名曲。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
私は英語なんて一切できない人間なのですが、このアルバムには何も見ずに最初から最後まで歌える曲が数曲あります。
これがOasisのパワーだと思うんですよね。
圧倒的メロディー力。
高1のクラス会の二次会のカラオケで親しい友人ばかりとはいえフルでChampagne Supernovaを歌ったのは未だに申し訳なかったと思います。ここに懺悔させて下さい。
さすがに長かったよね。。。
今回はOasisさんの『(WHAT'S THE STORY)MORNING GLORY?』をまとめました。
拝読いただきありがとうございました。