Nirvana 『Nevermind』
初めまして。
おとぎ歌歩と申します。
音楽理論も楽器も分からない私のカジュアルな視点による音楽レビュー・感想を100%の主観と好みでお届け致します。
今回は第17弾としてNirvanaさんの『Nevermind』を綴らせて頂きます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
Nirvana 『Nevermind』
リリース 1991年
総評 ☆☆☆
ロックやメタル、パンク、ポップスなどの様々なジャンルの要素を内包しつつ、カートの卓越したソングライティングでグランジという新たなジャンルを開拓した大名盤。
ポップスとオルタナを完璧なバランスで保ちつつ、ヘビーなギターが心を狂わせてくれる。
多様なジャンルを孕みつつも、新たなジャンルとして昇華し、かつ商業的にも成功させるというあまりに偉大な功績を残した作品といえる。
1.Smells Like Teen Spirit
今作で最も好きな曲。
ヘビーなギターリフが炸裂するロックナンバー。
ポップなメロディにダークなカートのボーカルが映える。
韻が心地よいうえにシニカルな詞も秀逸。
ポップとオルタナを黄金比のバランスでパッケージしたロック史に刻まれし大名曲。
2.In Bloom
サバス的な重みのあるナンバー。
アクセントの効いたドラムが印象的。
エッジーなギターソロがロック。
3.Come As You Are
ギターの音が異世界的で不思議。
メロディはポップで楽しい。
4.Breed
ハードなギターとカートのボーカルが結実し、ダークな音を構築している。
ヘビーながらリフが中毒的。
5.Lithium
ベースがかっこいい。
ポップなアレンジで聴きやすい。
6.Polly
「レイプ犯から見た風景を歌った反レイプソング」である。(wiki)
ドラムレスの静かなアレンジが印象的。
カートのボーカルが突き刺さる。
7.Territorial Pissings
疾走感のあるロックナンバー。
パンク的な構成。
ノイズっぽいギターが鳴り響く。
ハードなボーカルが印象的。
8.Drain You
中盤からかなりオルタナなアレンジ。
ドラムが表現力豊か。
重厚なギターがかっこいい。
9.Lounge Act
軽快なギターとベースの絡みがかっこいい。
シンプルなアレンジで素直に好きです。。
10.Stay Away
元々は「Pay To Play」という楽曲で歌詞も異なっていた。こちらのバージョンは「ウィズ・ザ・ライツ・アウト」などに収録されている他、ブートレッグとしても出回っている。(wiki)
「I don't know why」が頭から離れない。
ヘビーなギターとキャッチーなメロディがまさにグランジの音像。
リズム隊も個性的でかっこいい。
曲 演奏共にハイクオリティ。
11.On A Plain
ハモリが印象的。
アクセントの効いたベースがクール。
後のアメリカンパンクっぽい雰囲気が漂う。
12.Something In The Way
1990年に作成された曲。この曲は、「カートが、住む家がなく『underneath a bridge(橋の下)』で寝泊りしていた時期に作成された」という噂が存在するが、ジャーナリストのCharles R. Crossは著書の中で、そのようは事実はなかったであろうと否定している。
2022年公開の映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の予告編および本編にこの曲が使用された。(wiki)
落ち着いたミドルテンポナンバー。
シリアスな雰囲気を纏ったストリングスがかっこいい。
美しく歌い上げるカートのボーカルワークが魅力的。
13.Endless,Nameless
かなり尖ったロックナンバー。
ギター ドラムが暴れ狂う。
ノイズの強い音像は非常にオルタナティブ。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
私はこの夏に古着デビュー並びにバンドTデビューを致しまして、まず初めに購入したのがカート・コバーンのTシャツでした。
Nirvanaのアイコニックなニコちゃんマークのシャツと悩んだのですが、結果的には大成功。私ながらナイスバイでした。
ただもう半袖の時期は終わりそうですね。
本格的に活躍してくれる来夏が楽しみです✨️
今回はNirvanaさんの『Nevermind』をまとめました。
拝読いただきありがとうございました。