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ビジネス新書(748文字)

 僕らの昼休みについて話し合う必要があったとは、誰も言わない。

 50万円、一部色が変わって水色、おおよその利息にしては連続して歩く墓標のよう。歩行は連続するものだぞ?馬鹿め、確かなことはネクタイって夢を見ていた。午後の日差しに囲まれる電柱を避けて通るのも、頭が痒いからだしな。後輩はゲロった、心から。

「まだ早い、早いって。MITSUKOSHIのスーツには動員数が含まれる。引っ掻き傷、スクラッチ技法、若者の印、覚えてきたことだけ確実にやれば成功できるなんて、腹を空かした道頓堀じゃあないんだから、大人になれ」

大人になれ?
テクマクマヤコン、テクマクマヤコン
あっ財布忘れてきた。

「センパーイっすよぉ先輩、吾輩、そんな碌でもない連中にサイコロ振れば終わりじゃん?って思ってて、最終学歴でやれそう」

「わからねー奴がハゲハゲ言うな。体内の配列とピアノの冒険を一緒にすること、これらから学ぼうとするときの心構えには共通項を求めなさい。なぁ後輩、爪、伸びてきたような・・」

へっ偉そーに
ハゲがバレそうになったからって粋っちゃって、せいぜい爪の差ってとこだろうが、誤魔化しの侘しさこと織田信長。ひとりで出来るもん。

いつまで続くお昼休み。
オッパ、ビジネススタイル張り切って子。歩く姿はやはり連続している。

そう、足を交互に動かすと人は前進する。
それだけのために山は開かれ、野は耕され、生きとし生けるものは殺された。ただそれだけのために行われてきたことが人を育て、叡智を築いた。我らの叡智・・・「あぁ賢さがバレてしまう」
そう、全ては移動し、動いている。
堅く、冷たく、重い、机上の文鎮さえ、叩けば音が鳴り、力を加えれば破壊され、火に焚べれば熱くなる・・・「観えている答え」

張り切って子、まぁ聞こえてないよな、俺の賢さなんて。


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