一葉さんに聞いてみました(835文字)
いつもの夜に噛ませてみたが、薄っぽい声には一葉がキモ。特別な差のないその首、下ろして聞いてみないと。ちゃんと知ろうよ。
土壌にだって命があるんだから、誰だって大忙しってちゃん。
一葉、名前が売れたわけだし、さしずめ箱入り娘、これぞ出たとこ勝負じゃん。奥で見てた?
一葉はひらひらしていた、けど奥で見てた。説明したがりな先生のラッパを奪って、大いにひらひら。大銀杏、なんつって。中央に行き渡らない浄土真宗ならわしているよう。
「誰か一葉ちゃん止めてこい」
「先生、まだ学校がありません」
魅惑的団鬼六の誤解
共通言語はエクソフォニー
横文字で倣え
やがて校則、通ってきて上昇、やまないブレス、登山は登るしかないからね。決めるなら次の一手。攻めるなら初手で振り飛車。お父さん泊めた?いや、活きで締めた。決して振り返らないで。
遅刻戦で頭角を表して正面から受け止める、そのような勇気のない者を「援護」で書き連ねる習字の時間、潤ってきました。そんな報告いらないって一葉。俺はそんな彼女の言葉を寝とる。これで王手。誰かホッピー持ってこい‼︎
「冷凍庫で冷やしたやつなら取ってた。だってまだ誰も顔を知らないから。やるなら、決めるなら、今しかないでしょ」
そういうのやめなよ
「成仏する前に前世を整列させました。一列に、均等に、理解のできる将棋と、図解のできる人体と、マッピングできる思考、プライドという名のブランド、ブランドという名のTHE LAND、終わりと始まりは聞き飽きた、簡単な説明、複雑な花火、留めの数式、0と零、離れていく、溺れている、尊大で、柔和な、人格、将来と現在を分別する意思、ありきたりな真理を二枚舌と呼んでしまう理性、狭き門より入れ、広き門は破滅へと至るという嘘、拒む権利を持たない自然に調和しようとする業を同胞という種で赦しを与える愚かな人類、全部一緒、オレ、洞窟に住んでたんで」
はい、正解
出ましたよ!一葉さん!!
その頃、僕らの中ではお腹が空いていた
「ぜってぇ負けねぇ」と一葉は枯れた
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