平和な時代がもたらした進化と退化、この時代に妖怪がうまれた理由
最近、「まさかの高脂質ダイエット」という本を読んだ。だいぶ緩めではあるが、今もちゃんと実践してる。特に運動とかせず10キロの減量できたので、運動しても痩せないと悩んでる人はやってみる価値があるかも。一応リンク貼っておきます。
【増補完全版】まさか!の高脂質食ダイエット ~本当にやせる「糖質制限2.0」
いきなり、タイトルとかけ離れた事を書いてるが、高脂質ダイエットの布教をしたいのではない。
本の中にあった内容と、最近参加してるプロ奢サロンで研究されている妖怪について、自分の中で繋がった所があったのでノートを書いてみようと思った。
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動物の進化と、不要な機能の退化
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生物学をかじった事のある人は既に知ってるとおもう内容なので、高卒の素人が語るのは少し恥ずかしいが、進化の話を先に書いておく。(間違ってたらごめん)
人間が猿から人間になったのは、種の繁栄という本能のために、様々な変化をとげて環境に適応してきたからだ。
前述した本には、「体のしくみを理解しよう」的な項目に、その時代時代で、手に入る食べ物に合わせて、人間が体をどう進化させてきたのかが書かれていた。
すごく面白かったので、ほんとは丸々載せたいが、本題から外れてしまうので、大雑把に引用する。
300万年前、天変地異によって当初住んでいた植物のエサが豊富なジャングルを追われた類人猿は、水辺に移住し、貝や魚を食べるようになる。
草食メインから肉食メインになったことをきっかけに《顎が小さくなり》頭蓋骨の脳が収まるスペースが増え【脳が発達】した。
そして草食よりも肉食の方が消化の過程が少ないので《不要な消化器官が縮小》し、肋骨や骨盤がシュッとしたので【直立歩行できるように】なった。
【進化】するには《いらない機能を退化》させる必要がある。限られたリソースを有効に使うため、進化と退化はセットでなければならないなのだ。
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平和な時代の副産物
「悩む」ということ
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脳が発達したおかげで、人類は平和な時代を作る事ができた。食べ物や寝る場所に困る人や、命の危機を感じながら生きている人は激減した。これは、人類が進化によって手に入れた最も優れた富なのではないかと思う。
しかし、平和な時代は新たに「悩む」という副産物を産んだ。発達しすぎた脳は使い道がないとネガティブな思考に支配され「悩む」。ネガティブな思考は危険を回避し、生命を維持するために必要な機能ではあるが、この平和な時代にはあまり使うことがないので、スイッチがあるなら切っておいた方がいい機能なのだろう。しかしそんなの備わってないので、「悩む」が暴走してしまうのだ。
「悩む」は、人生から幸せな時間を奪い、最悪、その人を自殺に追い込んでしまう。
ビーバーは木を倒す為に歯を発達させてきたが、その副産物として、歯は延びつづける。使いつづけないと脳の方向に延びて、やがて脳に歯がめり込み死んでしまうらしい。
人間の脳はビーバーの歯だ。発達しすぎたことにより、脳をリソースを割ける何か健全な物がなくては、自分にめり込んで死んでしまうのだ。
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妖怪は進化した人類かも?
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ところで、最近プロ奢サロンという所に参加して遊んでいるのだが、そこでは、一部のメンバーにより、「妖怪」についての研究がされている。「妖怪」とは、生命維持や知的欲求などを差し置いて、一般的には社会的に役に立たないとされる謎のモチベーションで生きている人類のことを指す。
研究してる(人たちに茶々を入れている)うちに、妖怪ってこの時代に合わせて進化した人類の最新形態なんじゃね?と思った。
最近サロン内でプロ奢さんが、妖怪さん達と絡む機会を作ってくれた。ひたすら餃子を作って食べる為に仕事をやめた妖怪さんや、ウイスキーを愛してひたすら飲みまくる妖怪さんだ。
彼らの話しを聞いて感じたのは、脳を適切に使うブレないベクトルを持っているのだ。誰も傷つけず、好きなことをして幸せを感じている。好きなことにだけ健全に関心を向けてる印象だった。
《健全なベクトルをもつ》ことにより、【悩む】を退化させ、脳の発達によって生まれた副産物を克服した人類である可能性をみたのだ。(まだ仮説なので、本人と話してさらにウラをとりたい。)
社会の役に立つことって、実はもうだいぶ頭打ちなのではないだろうか。これでもかってくらい世の中は便利になった。
10年前は役に立ってた仕事は、今は必要なくなってる物が沢山ある。大体、機械やAIが替わってくれるようになって、これからもどんどん代替されていくだろう。役に立たなくてもいい時代なのに、人が思う「役に立つ」のハードルはどんどん上がっていく。この矛盾を打開した、新人類が妖怪なのではないだろうか。
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妖怪じゃない凡人は
どう生き抜く?
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別に一般人をディスってるわけではない。私も一般人だし。でも、自分は妖怪じゃないから幸せになれない...と諦めないでほしい。
平和な時代を幸せに生き抜くには、いかに「悩む」をしなくて済むようにするのが秘訣だ。
これ、妖怪さん達の生き方がすごくヒントになると思うのだ。妖怪度を上げると幸せになれるかも、ということ。
没頭できる何かを持つ。それは、人を傷つけない、かつ、出来るだけ社会の役に立たない事であるほど望ましい。
元々妖怪じゃなくても、妖怪さんから学んだ進化オプションを後付けすることが出来ると思うのだ。それで同じくらい幸せな人生を送れるなら、それ、めっちゃいいじゃん!と思うのであった。
おわり。
☆読んでくれてありがとう!☆
6/23 追記
「役に立つ」ということについて
プロ奢サロン内で公開した際に、たくさん感想やご意見を頂きました。ありがとうございます!
その中に、「ここ、書き足りなかったな」と思うところを気づかせて頂いたご意見があったので、ちょっと追記しようかと思います。
「打ち込むなら、役に立つ事でもいいのでは?」
確かに、こう思う人たくさんいそうだな、と思いました。
役に立たないことの利点は2つあります。
1、善し悪しの基準が自分の中にある
2、アンチに打たれ強くなる
ブレないベクトルを持つ為には、他人に影響されないように、自分の中に軸あった方が良くて、「役に立たない事」はその上ですごく優秀だと思ったので、オススメさせていただきました。
もちろん、人や社会の役に立つことは、すごく良い事で、私も「役に立てた!」と思ったときはすごく嬉しく感じます。
役に立つ=幸せ、だと脆いかも、という追記でした。
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