「楽しい」
「お正月楽しかったですか?」年明けの初勤務で一緒に働いてる人に聞かれた。私はちょっと考えて「楽しくなかったです!」と答えた。その人は「楽しくなかったんかい!」と爆笑していた。その人は大好きなバンドのライブに行ってきて、初勤務の現実味にテンションガタ落ちするくらい楽しい年末年始を過ごしたらしい。良かったね!
その日の昼休み、いつも一緒に休憩とってる人に「楽しそうですね」って言われた。確かにバイトは楽しいので楽しみにはしていたけど、私はいつもどおりのつもりだった。微妙な違いだとは思うのだが表に出ちゃうもんなんだなぁ。
大晦日〜元旦は、例年通り旦那の家に泊まった。離婚すると言うのは数日前に決めていたのだが、年末前に言ってしまったら旦那の家族を巻き込むことになってしまってダルいので元旦にしようと決めていた。
おせちはいつも元旦の朝に、お義母さんが作ってくれた煮しめと、町内会から独居老人へ配られるおせちを3人で分けて食べる。
お義母さんは旦那がしいたけが好きだと思い込んでいて「ほら、しいたけたくさん入れたよ〜」と言う。旦那は毎回それを「一生分食べた。出されすぎて嫌いになった」否定する。最後にお義母さんが「そうだったっけ〜?」と言う。旦那は醤油味のお雑煮が好きじゃないのに(以下同文)
私の好きな伊達巻は独居老人おせちには入っていないので毎年わざわざ買ってきてくれる。
このやりとりを毎年聞いているのだが、今年はちょっと具合が悪くなった。身内に興味がなくて外ヅラがいいところがそっくりだから。
旦那は私が嫌だって言ったことをなかなか尊重してくれなかった。この話は旦那にはしてない。
お義母さんの煮しめはいつもどおりすごく美味しかった。この煮しめを食べるのもこのお正月で最後なので噛み締めて食べた。私の出身の北海道では黒ずんだカチカチの味がしないレンコンの煮しめしか食べたことなかったので、初めて食べた茨城のレンコンの瑞々しさと甘さにとっても感動したのを覚えている。お義母さんのお料理、どれもいつもおいしかったな。旦那はいつも「普通。」と言うけど。旦那のこういうとこも嫌いだったな。
昨夜、布団に入ると、「俺が変わったらやり直してくれる?」と聞かれた。今まで何度「何回も同じことを聞かないで」と伝えてきたか分からないが、改めてもう一度伝えた。またちょっと旦那のことが嫌いになった。きっと私が家を出るまでにあと5回くらい聞いてくると思う。このあと旦那は布団から出てソファで寝た。
今日もバイトは楽しかった。
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