![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69676856/rectangle_large_type_2_4fd59476bb9a738daea9b9d848f7cca9.jpg?width=1200)
60才のステージスタジオ
去年、還暦になりまして、はじめた事。
noteに毎日記事を書く。
エブリスタに小説を投稿する。
今や、この二つは私の日課になっておりまして、結構楽しんでいて始めて良かったと、しみじみ思います。
やはり、何かにチャレンジするってことは日々の生活に刺激があって良い事だと思いますので、今年も頑張って継続するぞ!と意気込んでおります。
さて、実はもう一つ、「60才になったらやろう!」と密かに心に決めていたことがありまして、とうとう実行してしまいました。
それは
宝塚のステージスタジオで撮影をする!
です。
いつも前を通りかかっては、
「ああ~もっと若けりゃなあ」「ああ~もっと痩せてればなあ」と思い
「はたちのお祝いキャンペーン」なんて宣伝を見れば、ああ私に娘がいたら絶対撮らせるよなあ~と思ったりしていたわけです。
ですが、ちょっと待て!
還暦だ。もう、恥ずかしがる年でもない。
記念に、化けてみてはどうだい?!
と、悪魔のささやきが私を誘ったのですよ。
そして私は、よし!60才の内に、やってみるか!と心に決めたわけです。
が、心に決めたは良いが、なかなか予約が出来ず……
昨年最後の観劇から帰って、「よし!お正月にしよう!」と勇気をだして予約を入れてしまいました。
そして、先週、嬉し恥ずかし、ステージスタジオ初体験をしてまいりました。
色々コースはあるのですが、私はルビーコースと言うのをお願いしました。
一着だけ着て、全身と上半身を撮って、フォトスタンドやピルケースやA4台紙にして頂くっていうコースです。
なんてったって、初めてですからね。
ドキドキです。
まず、ペチコートの様な上下に着替えます。下着はつけたままなので、安心です。
そして、メイクです。
いやあ、メイクすごいですね。
タカラジェンヌはあんなメイクを毎日毎日自分でしているのかと思うと、本当にすごいです。
ファンデして、鼻立てします。お顔のまわりとかもピンク色を入れていくんですね。お粉をふって、水化粧してお粉。そして、アイメイク、つけまつげ、口紅。様々なテクニックを駆使して作り上げられていく舞台メイクはいやはや、プロフェッショナル!
お肌のハリの無くなっているおばちゃんでも、それなりに仕上げていかれますから、大したものでございます。
そして、撮影です。
私、お衣装は、エリザベートの鏡の間の白いドレスにしました。
まず下半身。輪っか状に置かれたドレスの中に入りますと、二人がかりで持ち上げでぎゅううっっと締めて下さいます。(ああ、もっと細けりゃなあ~)そして上半身を着せて下さって、ネックレスをつけます。
ドレスの中に椅子を置いて下さるので、それに座って髪をセットしてもらいます。
じゃーん、出来上がり!
係の方が、「お綺麗ですよ」って言って下さいます。
えへへへ……そう?
それから撮影です。
スタッフさん、4人くらいでドレスの裾を整えたりして下さいます。
「お綺麗ですよ」「素敵」「あ、可愛い」
などと言われるのですが、「おばちゃんキンチョー」状態で、もうどんな顔しているのだか、「首をすうっと持ち上げて」「肩の力抜いて」
って言われても、今まで自分がどうやって「首を持ち上げていた」か「肩の力を抜いていた」かわからなくなっちゃって、パニックですよ。
でも、なんとか撮影は終わり、全身、上半身各5枚くらいスタッフさんが選んだ写真から最終決定を自分でします。
なるほどね……
「首をすうっと持ち上げて」っておっしゃるのわかるわ。
首。。。ないかも? 私って亀?
少々へこみながらも、写真を選んで終了です。
本日、写真が届きまして、わははははは……
こんなん、でましたけど~
わははははは。良い記念です。
ちょっと、他の衣装も着たくなってしまって……はまりそう……
いつかあちらに旅立った時の「遺影」はこれってことにしときますかしらね。おほほほほほ……