ラノベ小説やマンガの原作に使える、ユニークな時代設定(日本編)
皆さん、こんにちは。オトーワンですっ!
今回は、ラノベ小説や漫画の原作に使える、日本の歴史に基づいたユニークな時代設定をご紹介します。歴史好きの方はもちろん、ファンタジー作品のアイデアを探している方にもおすすめの内容です。それでは、さっそく見ていきましょう。
白村江の戦い後の日本(663年)敗北が生んだ異世界の扉
白村江の戦いをご存知ですか?この戦いは、日本が朝鮮半島で唐・新羅連合軍に大敗した重要な歴史的出来事です。この敗北後、日本は防衛策として古代の城塞(山城)を築きました。
この時代設定では、白村江の戦いで敗れた兵士たちが、故郷への帰路で異世界に迷い込むという展開が考えられます。敗北の裏に潜む古代の呪いを解き明かし、朝廷に反旗を翻す者たちが異能の力を使って復讐を誓うというストーリーラインが面白いかもしれません。
ファンタジー要素として、朝鮮半島の神々や亡霊たちが絡む呪いを取り入れることができます。戦いの敗北が、異世界の存在や古代の霊的な力と結びついており、山城に封印された異界への扉が開かれるという設定も魅力的です。
道鏡事件(8世紀)仏教と神道の力が交錯する朝廷
奈良時代に起こった道鏡事件は、権力争いの象徴的な出来事です。法王として権力を握ろうとした僧侶・道鏡が、女帝である称徳天皇と結びつき、王位に近づこうとしましたが、失敗に終わりました。
この時代設定では、僧侶道鏡が天皇に取り入るために、古代の神々や仏教の秘術を用いて裏で勢力を伸ばす一方、それに対抗する陰陽師や巫女たちが暗躍するという展開が考えられます。朝廷の権力争いの裏で古代の神々が関わるという設定です。
ファンタジー要素として、道鏡が操る仏教的な霊力や、称徳天皇に仕える陰陽師が使う神道の術が対立する様子を描くことができます。神仏の力を巡る戦いが繰り広げられ、古代の神器や封印された魔物が登場する展開も面白いですね。
東北地方のエミシとの戦い(7~9世紀)大自然の精霊との契約
東北地方に住んでいたエミシ(蝦夷)と、大和朝廷の勢力との長い戦いは、日本の歴史の中でも重要な出来事の一つです。特に坂上田村麻呂が征夷大将軍としてエミシと戦ったことは有名です。
この時代設定では、坂上田村麻呂の部隊がエミシの山深い領地に侵入した際に遭遇する神秘的な力や古代の神々との接触を描くことができます。異界に通じる秘境で、両軍が奇怪な力と対峙するという展開に読者がグイグイ引き込まれるかも。
ファンタジー要素として、エミシが大自然の精霊や神々と契約しているという設定が考えられます。坂上田村麻呂の部隊が、異界の生物や異能の力を操る敵と戦う様子や、山や森に潜む古代の封印が解かれるシナリオです。
南北朝時代の動乱(1336年~1392年)二つの朝廷、二つの異世界
南北朝時代は、天皇の後継を巡る南朝(吉野)と北朝(京都)の対立が続いた時代です。武士たちがそれぞれの天皇に忠誠を誓い、日本が二つに割れて争いました。
この時代設定では、南北朝の内乱の中で、両陣営が異世界の力や古代の神器を利用して戦うという展開が考えられます。南朝の天皇を護るため、神々の力を得た武士たちが北朝の悪霊たちと戦うというストーリーラインです。
ファンタジー要素として、朝廷の権威を象徴する神器が神秘的な力を持ち、それを手に入れた者が異世界の門を開けるという設定が面白いのでは。悪霊や妖怪が戦乱に介入し、歴史を歪めようとする陰謀が絡む展開も、読者の興味を引くかもしれませんね。
承久の乱(1221年)古代の禁断の術を巡る戦い
承久の乱は、鎌倉幕府と後鳥羽上皇の対立によって引き起こされた戦いです。上皇が幕府に反抗したものの敗北し、その結果、鎌倉幕府の支配が強固になりました。
この時代設定では、承久の乱の裏で、後鳥羽上皇が古代から伝わる禁断の術を解放し、鎌倉幕府を倒そうとするという展開が考えられます。一方で、幕府側も秘術を駆使し、両者の間で激しい異能戦が展開されるというストーリーラインです。
ファンタジー要素として、後鳥羽上皇が古代の悪霊や神々と契約して力を得る設定が面白いですね。また、鎌倉幕府側も伝説の武器や神秘の術を持つ者が登場し、天皇と武士の間で異世界的な戦争が勃発するという展開も、グッときますね。
九州の独立王国「邪馬台国」(紀元前3~4世紀頃)幻の王国を守る戦い
邪馬台国は、魏志倭人伝に登場する古代の日本の王国で、女王卑弥呼が治めたとされています。実在が確認されていない謎の王国であり、多くの人々の興味を引く題材です。
この時代設定では、邪馬台国が実際に存在していたとし、女王卑弥呼が古代の異能の力を使って国を治めていたという設定が考えられます。しかし、外部から侵攻してきた勢力が邪馬台国を脅かし、卑弥呼の末裔がその遺産を守るために戦うという展開です。
ファンタジー要素として、卑弥呼が霊的な力や呪術を操る巫女として登場し、精霊や神々と共に戦う様子を描くことができます。また、魏から派遣された使者が異世界の扉を開き、他の次元の存在が介入するという設定も面白い!
北条時宗と元寇(1274年・1281年)神風の真実と異界の侵略
元寇は、鎌倉時代に元(モンゴル帝国)が日本を侵略しようとしたが、二度とも失敗に終わった出来事です。特に台風による「神風」が日本を守ったとされています。
この時代設定では、元寇の裏で、北条時宗が「神風」を呼ぶために古代の神々との契約を行っていたという設定が考えられます。モンゴルの軍勢は異界の力を借り、日本を滅ぼそうとするが、時宗がそれを防ぐために戦うという展開です。
ファンタジー要素として、台風(神風)が実際には古代の龍神によって引き起こされたという設定が面白いですね。元の軍勢が、異世界から召喚した魔物を使って侵攻し、日本の神々がそれに対抗するという展開も、読者の想像力をかき立てます。
慶長遣欧使節(1613年~1620年)異国の魔法と日本の秘術の衝突
慶長遣欧使節は、伊達政宗が支倉常長を派遣し、ヨーロッパとの交易やキリスト教の布教を図ろうとした出来事です。日本とヨーロッパの初期の外交が背景にあり、興味深い題材です。
この時代設定では、慶長遣欧使節団が、ヨーロッパの王宮で古代の秘宝や魔法の力を発見し、それを日本に持ち帰ろうとするという展開が考えられます。しかし、異国の陰謀や魔術師たちが彼らを妨害するというストーリーラインもある意味セオリー的かつ王道のパターンです。
ファンタジー要素として、ヨーロッパの錬金術師や魔法使いが、日本の遣欧使節に絡み、彼らが持つ神秘の力を奪おうとする様子を描くことができます。異国での冒険と、日本に帰還してからの新たな戦いが展開されるというストーリー展開も考えられます。
飛鳥時代の遣隋使・遣唐使(7~9世紀)異世界との接触がもたらす文化交流
飛鳥時代から奈良時代にかけて、中国に派遣された遣隋使や遣唐使は、日本に新しい文化や技術をもたらしました。この時代は、日本の文化形成に大きな影響を与えた重要な時期です。
時代設定では、遣唐使の一行が中国で異世界への扉を開き、古代の中国神話に登場する怪物や神々と接触するという展開が考えられます。帰国後、その力を用いて日本を守るための戦いが繰り広げられるというストーリーラインです。
ファンタジー要素として、中国の仙人や龍、伝説の怪物が登場し、遣唐使たちがそれらと戦う様子を描くことができます。日本と中国の神々が対立し、その均衡が破れることで異世界が開かれるという設定も、読者の想像力をかき立てます。
四国の妖怪伝説(中世~江戸時代)封印された山々の秘密
四国地方は古くから妖怪や怪異が多く存在するとされてきました。特に山間部では妖怪伝説が数多く伝わっており、日本の民俗学的にも興味深い地域です。
この時代設定では、四国の山々に封じられた妖怪たちが目覚め、人々を襲い始めるという展開が考えられます。妖怪退治の名手が異能の力を駆使し、妖怪との戦いに身を投じるというストーリーラインです。
ファンタジー要素として、妖怪たちが封じられた山々が異次元への入り口であるという設定で、主人公が妖怪と契約して力を借りるか、逆に妖怪を封印するために戦うという展開や、封印された古代の神々も登場させます。
<さいごに>
以上、ラノベやマンガの原作に使える、日本の歴史に基づいたユニークな時代設定をご紹介しました。
歴史とファンタジーが融合した世界観は、読者を魅了する大きな可能性を秘めています。創作の参考にしていただければ幸いです。
では、今日はこの辺で!また、お会いしましょ~ではでは!