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ミノマダムはクワガノンにはなれない
こんにちは。おとです。
今回の記事は、1週間ほど前から友人のシティリーグに向けてミノマダムゾロアークを調整した経緯について書いていきます。
有料部分にミノマダムゾロアークに対して有効なプレイングも紹介しています。
もしよければ最後まで見ていってください。
2/26の新弾発売直後にシティリーグで優勝が続いたことから注目され、ゾロアーク、レパルダスなどのデッキに必要なカードが高騰していますが、自分が回している感想だと初見殺しの性能が高く、流行りは一過性のものだと考えています。
ミノマダムに対して適切なプレイの認知が広まれば、徐々に数を減らしていくことになると思います。
ミノマダムに注目した理由
まずはミノマダムに注目した理由から。
それはやはり、新弾「バトルリージョン」で収録された「グラエナ」の存在でしょう。
もともとミノマダム自体はスターバースで登場していて、デッキ自体も存在はしていました。
が、ミュウVmaxに対して有効な打点が無く
Vmaxで1度耐える→サイコジャンプ
の動きをされてしまうとサイドレースで追いつくことができませんでした。
それはまるでミュウVmaxをワンパンできないテンタクルを使っているかのよう。
しかし、グラエナの登場でその状況は一変。
オドリドリが出ている状態ではベルトもしくはかがやくルチャブルが必要なものの、ミュウVmaxをワンパンすることが可能になりました。
ミノマダムのデッキレシピ
デッキコード
ggnn6n-5GXNGc-6Nnggn
シティリーグ優勝のレシピが出るまでは以上のデッキレシピで回していました。
アルセウス系統のデッキに対しては弱点のため、かなり有利に立ち回れ、初見のミュウに対してもグラエナを押し付けてサイドレースを有利に進めることができていました。
ミュウVmaxが出てこない場合は1-1-2-2とサイドを進めることで対処可能。
また、チラーミィ、カビゴン、ボール系と初動の札を合計14枚採用していたので、見かけ以上に事故ることはなかったです。(あくまで他のデッキと同等レベル。ミュウほど安定はしない。)
この時の課題として、連撃ウーラオス、アルセウスジュラルドンに大きく不利をとるということ、プレイの分岐が非常に多く、正しいプレイングを見つけるのが難しい(ハイパーボールとやりくりの順番など)ことがありました。
シティリーグ優勝を経て
デッキコード
FkkFF1-WSh9XE-fVkvkf
まさかの新弾発売当日のシティリーグでミノマダムが優勝しました。
デッキレシピは上の通り。
先に結果を出されて悔しい気持ちもありましたが、その反面学びもありました。
・ネオラント+崩れたスタジアムのパッケージ
このデッキの安定性に大きく関わる博士の研究を、ボール系やネオラントから持ってきやすくすることで、序盤のリソースを大幅に担保しつつ、崩れたスタジアムで負け筋にならないようにするというパッケージを採用している工夫に驚かされました。
自分はこれまで非ルール主体のデッキでこういったシステムポケモンを採用するのは、安定性は上がるものの、結果的に相手のサイドを取り切るターンが1ターン早まってしまうので、あまり有効ではないと考えていました。
しかしその考えは崩れたスタジアムによって変わりました。
崩れたスタジアムを貼る前に倒されたら意味がないというのは分かるのですが、その場合は早期にネオラントがいなくなってくれるので、ベンチを1つ余裕持って使えるようになります。
これまでカビゴンを軸にしていた自分にとっては、相手のマリィや進化先が相違していることによって起きるような事故が、ネオラントから博士を使って無理やり解決できることに感動しました。
・ワタシラガの採用
ここは意外な採用に思われた方も多いと思います。
自分も最初は採用理由が分かりませんでした。
しかし、使っていくうちにボスの3枚目として採用するこのカードの重要性に気付きました。
対面によりますが、サイドを効率よく取っていこうとすると、2回ほどボスを使うことになります。
ただ、序盤の展開のためにやむをえずボスをトラッシュしてしまうことも少なくありません。
そこでワタシラガの出番というわけです。
最終盤であればポケモンが倒された後なのでベンチが1枠空いており、ワタシラガを使うのも無理がないです。
効率の良いサイドの取り方をするためにボスを2回打ちたい
→ボスを3枚採用したいがポケモンの数が減ってしまう
ワタシラガは、そんなジレンマを1枚で解決してくれる、スーパー痒いところに手が届くカードでした。
これらの学びを経て、私のデッキレシピも以下の通りに変更しました。
デッキコード
5kVkk1-MNiBS6-FF1kVf
ここからは、以上のリストを想定した上で、ミノマダムゾロアークの対策について話していきます。
ミノマダムはクワガノンにはなれない
ミノマダムが以前のクワガノンのような環境デッキになれない理由を3つ説明していきます。
1.あくまで「メタデッキ」である
クワガノンは環境上位のミュウに有利という性質はあったものの、その強さはそもそものデッキパワーが高いことにありました。
比べてミノマダムは、最終的な火力こそ高いが、基本的には相手のデッキに合わせアタッカーを切り替えて、弱点を突いて戦っていくデッキです。
いくら弱点をつける幅が広いとはいえ、連撃ウーラオスのような、一定数守備範囲ではないデッキも存在します。
現在の環境にはマッチしていて注目されていますが、時間が経っても環境上位に居続けるようなことは考えにくいです。
2.対策できないメタカードが存在する
ミノマダムには「ミカルゲ」というどうしても対策できないメタカードが存在します。
クワガノンの頃にもベンチバリアの「ミュウ」のようなメタカードは存在していましたが、受け身なメタカードであったがために、クイックシューターやクワガノン自身に入っているミュウのサイコパワーである程度対策ができていました。
しかし、ミカルゲは能動的なメタカードであるため、ミノマダムから対策のしようがありません。
もし今後ミノマダムが環境上位に食い込んでこようものなら、たったミカルゲ1枚で対策されてしまうことでしょう。
ただミカルゲはベンチバリアのミュウに比べて汎用性がかなり低いことが一つの救いでしょうか。
3.立ち回り次第で対応できてしまう
まだミノマダム自体、注目されてから1週間も経っていないということで、世間的な認知も進んでいないことかと思います。
実際、1度でも回してみると、ミノマダムの技の性質から、次のターンどの程度のダメージが出るかはある程度予想がつきます。
その予想を元にアタッカーを切り替える、倒すポケモンを考えて立ち回れば、現状ミノマダムに対して不利とされているミュウVmaxなども、むしろ有利に戦うことができます。
少し前のテンタクルvsミュウVmaxのような感覚ですね。
この項は有料にてデッキ別に丁寧に解説していきます。
デッキごとにサンプルレシピを掲載し、そのレシピを前提に話を進めていきます。
〇〇を採用した場合はどうなるの?といった質問はTwitterのDMにご連絡ください。
ミュウVmax
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