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喜びと憂いは同じところからやってくる

布団の中って思考するのにちょうどいい。

なんて思っている私なので、次の日に精神的に負荷がかかることが待っていると途端に眠れなくなる。完全にではなく、波間を漂っている感じ。つまりとっても眠い。

訂正したい。
布団の中が思考するのにちょうどいいのではなく、たんに明日へ繋ぐ場所が布団の中というだけだと思う。
眠る前、心臓をざわつかせるアラームで起きたあと、「嫌だ」「逃げたい」という感情に捕まってしまう。

私の中にある精神的な負荷のほぼ100%を占めるのが“仕事”なので、寝ても覚めても「仕事嫌だなぁ」と思う。
誰しもが持っている感覚かもしれない。でもだからこそ、真に理解しあえない感覚の一つでもあると思う。

昔「みんな」という括りで話をした時に、「みんなって?この世の中全員がそう?」と叱られたことがある。たぶん、小学生か中学生の頃。
「自分以外の人を指して、勝手に自分の価値観で人をまとめるな」という意味であったと思う。

しんどいねって話をした時、そうだねと返ってくる確率よりも、「みんな同じだよ」と返ってくる確率の方が高い。お疲れなのかもしれないなと思いながら、その人のいう「みんな」に勝手に当てはめられたことに小さく苛立つ自分がいる。
こういう場面になると、ああ先生はこれを言いたかったんだなぁと実感したり。

だから……というか、自分に余裕がないからなおのこと、身近にいる人にも茶化してしか言えないことが多々ある。仕事について湧き上がる感情が最もたるものだ。

私が眠る前と起きた時に感じる「仕事嫌だなぁ」は大きくて漠然とし過ぎているけれど、今わかっている「嫌だなぁ」で言えば、

  • 決まっている時間に、決まっている場所に出勤すること(もしかすると、一箇所でフルタイム働くことが苦手なのかもしれない。理想は場所を問わず仕事ができること)

  • 出勤時間に合わせて就寝時間を逆算しなければならないところに、ものすごくストレスを感じている(今の仕事が強めの肉体労働なので最低7時間は睡眠を取らないと体が動かないため、強迫観念のようなものがあるかもしれない)

  • 長期で働いていても次々に覚えることが出てくるため、自分の耐性と合わない(これは現場異動が多いから)

  • 毎日体力が残らないくらい疲れることがこわい(不思議だけど、「こわい」という表現が一番しっくりくる。なんでだろう)

これらがわりとはっきり自覚している「嫌だなぁ」で、この他にも細々としたものはあるのだと思う。
GW中に求人を見ていてちょっとだけ出口のようなものが見つかったけれど、お給料面を考えるとひとっ飛びに行動できない条件で。こういう時に貯金があればよいのに……とないものに思い馳せながら、私のお休みが終わってゆく。

私の一年はある意味5月に始まるので、この一年でなんとか働き方を変えるのが目標。

“仕事は人生の暇つぶし”

という言葉を聞いて、今日の私はひたすらこの言葉をお守りがわりに大事に持っている。呪文のように唱えている。

仕事嫌だなぁと思いながら、心がざわざわしているのを感じながらこの記事を書いている。仕事前の仮眠までに、入浴と掃除、昼食作りをしなくてはならない。
……ひとまず、夜勤の仕事を辞めることが心の平穏を保つ第一歩かもしれない。

がんばろう。


おしまい

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