見出し画像

私が本嫌いを克服したきっかけ

こんにちは。音葉です。

私は中学・高校と本を読むことが大嫌いでした。というより、自分は本が読めないんだと思っていました。
小学校で本を読むことを義務づけられたときに、本は嫌いなもの、苦痛なものと自分の中に価値観として根付いてしまったのかもしれません。

それでも大学生の頃、勉強家の母に付き合って本屋さんに行くことも多く、待ちながらなんとなく小説コーナーに立ち寄りました。

読むことにポジティブなイメージのなかった私は薄い本、薄い本…と思いながら本棚を見回し、表紙、裏表紙、中をパラパラとめくり、これなら読めるかも…?と思ったのが有川浩さんの『レインツリーの国』でした。

読んでみると次のページが気になって気になって。物語の先を読み進めたくて仕方ない気持ちになり、夢中でページを捲ったのを今でも覚えています。

今でこそ、有川さんの文章が私に合っていたのだと思えますが、物語にこんなに夢中に入り込むことが出来るのかと、感動を覚えたほどでした。

有川さんの大ヒット作品の1つである『図書館戦争』シリーズの中に出てくる架空小説だと知ったときはすごく驚きました。
これ以降、小説が人生に潤いを与えてくれる存在だと、私の味方だと認識してからは、現実逃避の道具として1番の相棒が小説になりました。

きっかけをくれた有川浩さんはもちろん、湊かなえさん、辻村深月さんはずっと私を支えてくれています。

あの時、この本を手に取っていなかったら、もっと自分に合わない本を買ってしまっていたら、今の私はなく、仕事すらも変わっていたと思います。

1冊の本が人生のきっかけを与えてくれることを、私は今も信じています。
小説は娯楽かもしれませんが、だからこそ今のコロナ禍で人の助けになるのではないかと思っています。

『レインツリーの国』有川浩 著
https://amzn.to/3dua52n
※私が購入したのは新潮文庫のものですが、その後角川文庫からも発売されました。

また、2015年にはKis-My-Ft2の玉森くんと西内まりあちゃんで映画化もされました。動画配信サイトでは見られないようですが、DVD化はされてますので、気になる方は是非見てみてください。
https://movie.walkerplus.com/mv57056/

また次回、おすすめの本やものをご紹介します。

音葉

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?