サウナにハマり過ぎて家の中にテントサウナ張った話② 自宅サウナのつくり方
Moi! Oren おつろうです。
前回↓の続きになります。
第2回目は、実際にテントサウナと電気ストーブを使っておうちサウナを構築するにあたっての前提条件や必要アイテム、費用感などをお話します。
基本的に、前回ご紹介したムロタ式自宅サウナの手法を元にしているので、その補完的な役割として、1つのケーススタディとして、お読み頂ければと思います。
ムロタさんの記事はこちら↓
そんな夢に満ち溢れた自宅サウナ、ご興味ある方は是非ご検討を…!と思って止みませぬが、以下念の為。
僕も、構築から約3か月経過し、今のところトラブルなく平和なサウナライフを満喫できていますが、高温多湿なサウナを家の中に置くことで想定されるリスクや、後述しますが電気工事も入って家をちょっといじることになるのでその点も併せて、くれぐれも判断は自己責任でお願いします。
前提条件
まず、最初にクリアすべきハードルについて。大きく2点です。
①室内にテント張れるスペースがあること
使っているテントサウナMORZH(モルジュ)の寸法はW205×D205×H195cmなので、これ以上のスペースが必要です。
僕が置いている部屋はW225×D360×H230cmで、幅に猶予が殆どなくて結構ギリギリですが、何とか入りました。
ただ、最近EX-PRO CUBE4という新しいテントサウナも出ていて、こちらはW180×D180×H200cmと、MORZHより少し小さいみたいなので、今ならこちらの選択肢もあると思います(正直めっちゃ欲しい)。
②電気工事が可能であること
使用するMISA(ミサ)ストーブはフィンランド製で、これを使用するためには電源工事が必要になります。日本のコンセントには入らないやつなんよ。
土偶みたいな顔しやがって。
電気屋さんにお願いして、これを壁に取り付けたり、ブレーカーを周りをカチャカチャいじってもらう必要があります。
つまり、家の電気系統に仕様変更が入るので、持家が前提にどうしてもなってくると思います。
電気工事を回避しようと思うと、別途、発電機を買うか、ストーブを別の物にするといった策が思いつきますが、、それらについては知見無いので割愛します。
また、電力のアンペア契約も、念の為60Aにしています。今のところブレーカーは落ちてないです。
以上の前提条件がクリアできれば、もう大丈夫。あとは前に進むだけです。
必要アイテム
サウナ作りにあたり、最低限必要と思われるアイテムを書きます。
■床の防水対策
・養生シート
まず床に、水を通さない養生シートを敷き詰めます。ハサミでちょきちょき切って、えっちらおっちら敷き詰めます。
・Pタイル
養生シート上にプラスチックタイルを敷き詰めて、床を作ります。ムロタさんも仰っている通り、ちょっと独特な素材臭がしますが、時間と共に段々薄れていくとのこと。慣れればまあ大丈夫だと思います。
■テントサウナ
・MORZH本体
-オプション:Warm Mat(床面に接続できる断熱マット)
MORZHはアウトドアで使うことを前提としたテントサウナなので、床がありません。ただ、別売オプションで、寒冷地や雪上設置用の接続マットがあり、これはお部屋設置において防水、断熱効果が期待できるので、付けておいた方がいいと思います。
結構しっかりした作りです(高いけどね。。。)
こんな感じで、養生シート・Pタイル・Warm Matの三層で床を守ります。
■サウナストーブ
・MISAストーブ【KOLIBRI】 単相200V、4.5kW
-オプション:サウナストーン
KOLIBRIは、MISAストーブの中で最も小さくて軽いモデルですが、個人使用レベルであればこれで十分です。ちなみにもう少しお安い3.6kWのモデルもあるのですが、僕の時は在庫が無かったので、4.5kWにしました(馬力が違うので、暖まりの早さとかに差が出るとのこと)。
購入の際は、日本の販売代理店である泉興産にまずは連絡を取ることになりますが、できれば是非一度、見学に行かれることをオススメします!(南阿佐ヶ谷、杉並区役所の近くにあります)
皆さん温かい人ばかりで、事務所内に設置してある電話ボックスみたいなサウナでロウリュを体験させてもらえたり、サウナ四方山話を聞きながら小一時間、楽しくお茶できます(おい)
■ストーブ周り
・レンガ、すのこ、木の柵等
ホームセンター等で調達。レンガは土台としてストーブの下に。通気のため真ん中を少し開ける形で、左右に積むのが良いそうです。すのこや木の柵は、ストーブの転倒対策や火傷対策として、あるに越したことはないという感じです。
■サウナ後の換気対策
・扇風機、除湿器など
サウナを楽しんだ後、テント内にこもった熱気と湿気を取り除くために使います。家にあるやつ、安いやつで十分です。
■その他
・段ボール
サウナ→水風呂までの動線に敷いたり。置いておくだけで湿気も除いてくれるので何気に優秀なアイテムです。
任意アイテム
ここからは各人のお好きなようにの世界です。
・椅子、ベンチ
高温多湿のサウナでも大丈夫なものを。まずはIKEAやニトリなんかで気に入ったやつを置いてみるとかどうでしょうか。ちなみに、サウナは上部に行けばいくほど熱いので、ガッツリ蒸されたいならカウンターチェア、バーチェアみたいな、脚が高い椅子を選ぶと良いと思います!
僕のオススメ椅子は、IKEAのバースツールです。
・バケツと柄杓
サウナ通ぶるなら「バケット」と「ラドル」です。サウナストーンに水をかけて蒸気を楽しむロウリュ用。
正直、ダイソーのバケツと柄杓で事は足りるのですが、フィンランドのガチなやつはやっぱりカッコ良いので、段々と揃えたくなってしまいます。。
・サウナアロマ
ロウリュ用の水に混ぜて、蒸気と共に香りを楽しむものです。本場フィンランドでは、白樺、スモーク、ユーカリといった香りが使われています。
僕は、sinä(https://www.sina.jp/)で輸入販売しているKaurilan Saunaの白樺アロマが超絶お気に入りです。
・ととのい椅子
置けるなら是非、コールマンのインフィニティチェアを。。気持ちよすぎてそのまま寝てしまうくらいの座り心地。。必須アイテムにしたいレベルの逸品です。今や多くのサウナ施設で見かけるようになりましたね。
費用感
以上、こんな感じでおうちサウナをつくるにあたっての、ざっくり参考価格(税込)をまとめます。
・養生シート ¥6,000
・Pタイル ¥5,000
・MORZH本体 + Warm Mat + 送料 ¥210,000
・MISAストーブ【KOLIBLI】4.5kW + サウナストーン ¥440,000
・電気工事(ムロタさんと同じマルツル電気さん) ¥50,000
大体¥70万円強
です!!
金額としては決して小さくないと思います、、が、ちゃんとした家庭用サウナで3〜4人入れるやつはウン百万する世界において、得られるメリットから考えても十分に「コスパ良し」と言えるのではないかと僕は思います。
だって
自分の家に
いつでも入れる
誰にも邪魔されない
サウナがあるんだよ…?
ちなみに…費用面で補足すると、MORZH関連の21万円は、日本の販売代理店からまんま買ったらこの位になってしまうのですが、、薪ストーブ要らんからガワだけでいいとか、あるいはロシア輸入代行サービスを使うとか、工夫次第でコスト削る余地はあると思います。
ラクを取るか、安さを追及するか、判断は人それぞれですケド。。
あと、電気工事費用も、家の状況や頼む業者によって結構前後すると思うので、こちらもご参考ということで。
以上、第2回でした。
次回は、サウナの実際の使い方とか、感じたメリットデメリットを書ければと思います。
お読み頂きありがとうございました。
moi moi ~ (^o^)ノシ
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